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憂い next ver.

新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :05/18/16:20

10211446 学ぶべきこと、学ばなければならいこと

伊豆大島で16日未明、大規模な土砂崩れが起きました。10/20朝の時点で死者27人、行方不明21人というものです。

行方不明の方が一刻も早く見つかること、ご家族には心よりお見舞い申し上げます。

私はこの災害で強く感じたのは、東日本大震災の教訓を得たのかという疑問です。

さすがに身内の攻撃となるのでさほどメディアは大きく扱いませんでしたが、発生当初問題になったのは殺到する取材ヘリの騒音でした。

時間の経過とともに町長・副町長が共に不在であったこと。避難勧告が出されなかったことなど、様々な問題が表面化しヘリの騒音については全く見向きもされなくなりました。

東日本大震災では救助を求める人を尻目に取材ヘリが殺到し、メディアの無責任さと被災地への配慮が無いことが問題となりました。

避難をどう呼びかけるかも問題になりましたが、そうした点が全く配慮・解決されないまま時間だけが経過しているという現実がこの国にあるのです。

未曾有の国家的危機であった東日本大震災で多くの犠牲を出しながら、何も教訓にしないのは犠牲者に対する冒涜であり、あの時に感じた全てを無にすることはあってはならないことです。

そうした学び取ろうとしない姿勢が、大島の災害で犠牲を広げたのではないでしょうか。

犠牲になられた方のご冥福を祈りますとともに、哀悼いの意を表します。

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10111446 原発事故

地震、巨大津波、そして原発事故が襲いました。

私は原発再稼働について条件付賛成です。将来的には廃止という条件付です。

なぜか…。
日本人は平和ボケ、軍事アレルギーで末期症状となっており、危機管理能力まで欠落させてしまいました。

こんな国の国民が、どのような対策を立てたとしても満足な対応などできるわけがないのは誰でもわかることです。

数日前、テレビニュースで九州電力が原発再稼働で緊急用バッテリーを設置するのに、同じ階の隣り合った部屋に設置するという、危機管理できない日本人が考え出しそうなことを平然と計画しているとやっていました。

高台にある建物の2階以上で「津波被害」は回避できると言いたいのでしょうが、建物で火災が発生する、建物が倒壊するなど考えていないことがわかります。

この配置を規制委員会から突っ込まれて、配線がどうのこうのと釈明していましたが、要は予算はこれ以上かけられないということです。

これで、緊急事態は回避できると思っているのは、狂気の沙汰です。平和ボケ・軍事アレルギーが悪化してここまでくるとは、もう未来はありません。

福島原発事故では、人間の生命の安全も重要ですが、私は小さな命(動物たち、犬・猫などの飼養動物だけでなく、牛や豚などの家畜)を守れない政府に、何が起きても期待できないという現実をはっきりと認識させられました。

唯一の救いは無能な民主党が政権政党だったからあのような事態になった思えることですが、だからといって野党であった自民党が何をしたかを考えれば、この国の政府はいかなる政党であっても期待してはダメだということです。

原発を推進したのは自民党ですし、それを一切頬かむりして黙り通したのが福島原発事故後の自民党の唯一の対応です。

今回、「やまゆりファーム」「岡田久子さん」という原発事故で置き去りにされた動物達を救おうと尽力される人たちがいることを知りました。機会があったら、皆さんも検索してみてください。

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10030800 詐欺の国にようこそ

事大主義と言いますか、属国根性無しには語れない大韓民国。

朝鮮戦争で「志願」を騙る中国人民解放軍に蹂躙されたにもかかわらず、そうした事実はなかったかのような韓国の中国への接近は、かつての属国根性が甦っているかのように醜悪です。

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10011446 備えあれば憂いなし

今更説明することはないと思います。「普段から準備をしておけば、いざという時何も心配がない」と意味です。

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09211446 東日本大震災から9月21日で925日



皆さんは、あの時の記憶をまだ心に留めておいていらっしゃいますか?

近年、東日本大震災前後に大きな災害が日本を襲い被害も甚大なものとなっています。

さらに、日本周辺の国際環境は危険と隣り合わせの状態。かつては「火薬庫」と呼ばれた中東よりも危険が多くなっていると理解していないのは、我々日本人だけではないでしょうか。

巨大津波が襲い原発事故が起きましたが、事故後、「安全神話」なる比喩が使われるようになりました。

でも、それは原発に限らず日本・日本人に広まっている病巣だと私は思います。

安全に馴れ過ぎ、平時の何の危険も無い状態のことしか頭の中に無いのが我々日本人ではないでしょうか。

思い出してください。

放射性物質がどうだとか大山鳴動しました。

政府は「国家的非常事態」と言いながら、国民は放射性物質が基準値以下だとかそうでないとか騒ぎ、原発事故の影響の無いはずの地域、発癌の心配の無い(心配する必要ない)年齢層が先を争って様々なものを買い占めていたではないですか。

国家的非常事態であるにもかかわらず、被災地以外では普段通りの平穏な生活を要求する姿は、浅ましいとしか言い様がありません。

敢えて批判を受ける言葉を使ったのは、自然災害は我々人間の人知を超えたものです。

しかし、我々を襲う惨禍は死産災害だけではありません。

緊張の高まる東アジア情勢から、戦争の危機すら可能性は高まっているのです。

非常事態であるにもかかわらず、国民はそれを理解せずいかなる状況でも平穏な生活を望む国民が多い国は、国家として脆弱であり戦争になれば勝利することはないでしょう。

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09111446 教訓

日本人は良くも悪くも忘れやすい気質があります。

左翼政党は先の選挙で自衛隊の縮小を訴えていましたが、震災時の教訓を得なかったのでしょうか?

自民党から民主党に政権が代っていましたが、自衛隊は人員、駐屯地、防衛予算などを削減ばかり。

未曾有の災害を経験してもなお、削減を口にするというのは詭弁であり棄民というほかありません。それが党の主張だというのですから、恐れ入ります。

原発事故で停止していた原発の再稼働に向けた動きが見られますが、再び事故が起きた場合の対応がどうなのか明確ではないのは不安です。

電源喪失の対策を統一しボーダレスにするとか、放射性物質拡散の対策を徹底するとか、放射性物質拡散時の避難時の教育などできることがあると思うのですが、何一つ手を付けていません。

消防庁のHPで防災グッズを見ると、印かん、現金、救急箱、貯金通帳、懐中電灯、ライター、缶切り、ロウソク、ナイフ、衣類、手袋、ほ乳びん、インスタントラーメン、毛布、ラジオ、食品、ヘルメット、防災ずきん、電池、水と山ほどあります。

これを持って避難するなど、重装備の陸自隊員並みの重さになるでしょう。

現実逃避なのか現実無視なのかはわかりませんが、明らかなのはまったく適してはいないということです。

震災発生翌日、被災地上空に殺到した報道各社のヘリをどう規制するか、規制しなければそれらをどう活用するかなど考えられることを考えない、やれることをやっていないということになります。

以前、被災地の現状を伝えるためにご遺体の映像も流すべきだとお話しましたが、被災地だけでなく戦場などの真実を伝えないのは大本営発表と何等変わりはありません。

学ぶべきことは山ほどあります。その山から取捨選択し、自分のものにできるかどうか、それが今問われていることなのではないでしょうか。

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09030800 伝えられない真実こそ価値がある

9月1日は「防災の日」でした。

様々な訓練が各地で行われたようですが、沖縄に配備されたオスプレイが訓練に参加するとテレビで大きく取り上げていましたが、それを言うなら二流に成り下がったとはいえ経済大国が、自国の災害に他国の手を借りなければならないほど脆弱であることを嘆くべきです。

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09011446 防災の日

9月1日は防災の日です。

防災の日は、昭和35年に閣議決定されたもので、大正12年9月1日に発生した関東大震災にちなみ制定されました。8月31日から9月1日は、台風の襲来が最も多いとされる二百十日にあたり「災害への備えを怠らないように」との戒めも込められているそうです。

今年は南海トラフ地震を想定し、マグニチュード9.1した訓練を行うそうです。

沖縄に配備された「オスプレイ」も訓練に投入されるとのニュースもあり、大々的訓練となるようです。

ただ、私が懸念するのは、東日本大震災で大きな被害を出した津波にあまりにも固執しているということです。

津波だけでなく、地震による様々な被害を想定し、地域ごとに防災計画を立て、遺漏のないよう準備を進めるのが最良の選択ではないでしょうか。

3日分という食糧・飲料水の準備だけでなく、現実に即した準備をすることも必要だと思います。

まず、3日分というのは大まかな目安であり、公助がう受けられるようになるまでに一週間は必要となります。

それは、警察や消防は自己完結能力がなく対応は迅速ですが、警察・消防は人命救助が最優先に行いますので被災した人の救援には自衛隊が投入されますが、自衛隊は自己完結能力が高いだけに出動するには相応の時間が必要となります。

ですから、1週間の猶予は考える必要があります。

そして、食糧や飲料水を準備したところで、それらの物資は移動できるものではないということも理解しておくことです。ですから、保管場所も考えなければならないのです。

世話になっている県会議員と話をしましたが、予算が潤沢である東京都以外では公立学校等に食糧や飲料水などの備蓄は予算が取れず出来ないとのことです。

つまり、東京都を除く道府県では自助が重要となりますが、私たちは自分達で備えを整えなければならにということになります。

予算が無い道府県では、災害ボランティア等を組織するのが必要だと思います。

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08311446 東日本大震災

復興の遅れはこれまでにもお話してきましたが、震災直後こんな言葉が聞かれました。

「戦争で負けて焼け野原になっても日本は立ち上がってきたのだから」と震災の巨大津波でも復興がなされるかのような言葉です。

しかし、軍事オタクである私からは、戦後と津波被害後を同一に捉えることは疑問を感じていました。

確かに無差別爆撃による日本の荒廃と、津波による被害の我々が目にした光景は似ていました。似た光景=復興が叶うというのは神頼みのようなものです。

まず、根本的に違っているのは、戦時下では工場などが都市部や都市近郊の地域から疎開で無差別爆撃による被害を免れたものがあったはずです。

終戦で操業を再開しても、引揚者が溢れ労働力の獲得は容易であったはずで、復興の牽引力になったのは当然だと思われます。

朝鮮戦争で米軍の補給・整備を日本の技術が担いましたが、こうしたことは戦争からの復興が迅速に進んでいたと見ることもできます。

しかし、津波による被害は根本から違います。

工場が被災し操業再開のめどが立たないばかりか、操業を再開しても被災地からの避難し労働力の確保が出来ないと戦後の日本とは全く次元の違った状況にあるのです。

それを安直に捉え、復興が可能だというのは軽率であり、原発だけでなくJRに責任を押し付け鉄道輸送路の復旧も遅れている現状では、いかに勇ましい言葉を並べようと、安部政権を無能としか言い様が無いのです。

それらを見落とし、安倍政権を讃えることは愚か過ぎるものです。

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08210800 大西瀧治郎

遺書
特攻隊の英霊に曰す
善く戦ひたり深謝す
最後の勝利を信じつつ肉彈として散華せり 然れ共其の信念は遂に達成し得ざるに至れり
吾死を以て旧部下の英霊と其の遺族に謝せんとす
次に一般青壮年に告ぐ
我が死にして軽挙は利敵行為なるを思ひ 聖旨に副ひ奉り自重忍苦するを誡ともならば幸なり
隠忍するとも日本人たるの衿持を失ふ勿れ
諸子は國の寶なり
平時に處し猶ほ克く特攻精神を堅持し 日本民族の福祉と世界人類の和平の為最善を盡せよ

海軍中将大西瀧治郎

資料によって様々な掲載方法がなされていますが、中には文脈を全く無視したものや、追記されたと思われるものが存在するのは嘆かわしいことです。

これは、署名にあるとおり「特攻の生みの親」とされる大西瀧治郎海軍中将の遺書です。

特別攻撃隊と呼ばれた死の作戦は、個人的に大いに否定するものであり、軍事作戦と呼べるものではありません。

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