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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :04/26/01:49

08311446 東日本大震災

復興の遅れはこれまでにもお話してきましたが、震災直後こんな言葉が聞かれました。

「戦争で負けて焼け野原になっても日本は立ち上がってきたのだから」と震災の巨大津波でも復興がなされるかのような言葉です。

しかし、軍事オタクである私からは、戦後と津波被害後を同一に捉えることは疑問を感じていました。

確かに無差別爆撃による日本の荒廃と、津波による被害の我々が目にした光景は似ていました。似た光景=復興が叶うというのは神頼みのようなものです。

まず、根本的に違っているのは、戦時下では工場などが都市部や都市近郊の地域から疎開で無差別爆撃による被害を免れたものがあったはずです。

終戦で操業を再開しても、引揚者が溢れ労働力の獲得は容易であったはずで、復興の牽引力になったのは当然だと思われます。

朝鮮戦争で米軍の補給・整備を日本の技術が担いましたが、こうしたことは戦争からの復興が迅速に進んでいたと見ることもできます。

しかし、津波による被害は根本から違います。

工場が被災し操業再開のめどが立たないばかりか、操業を再開しても被災地からの避難し労働力の確保が出来ないと戦後の日本とは全く次元の違った状況にあるのです。

それを安直に捉え、復興が可能だというのは軽率であり、原発だけでなくJRに責任を押し付け鉄道輸送路の復旧も遅れている現状では、いかに勇ましい言葉を並べようと、安部政権を無能としか言い様が無いのです。

それらを見落とし、安倍政権を讃えることは愚か過ぎるものです。

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