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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :11/25/01:42

12070800 柵の中の懲りない面々

爆笑ものでした。

自分の問題はズルズルにして、部下の処分は電光石火のごとく処分を下す。一川の人間性が露わになった瞬間でした。


自衛隊の駐屯・基地の周りには柵が設けられています。そんな中では、学習能力のない方々が闊歩しています。

そんなお話です。




かつて防衛庁防衛参事官、官房長を経て平成6(1994)年に防衛施設庁長官となった宝珠山 昇(ほうしゅやま のぼる)氏のことを思い出しました。

平成6年9月「沖縄はアジア戦略の要地であるから基地と共生、共存して欲しい」といった旨の発言をし、地元の猛反発を受け撤回させられ、翌年には当時の首相であった村山富市と沖縄米軍基地問題を巡り対立しました。

オフレコの記者クラブとの懇談の席で、「首相が頭が悪いから…」と発言したものが、それを記者が首相を「バカ」呼ばわりしたと表現し特ダネ扱いにして大問題になりました。

宝珠山氏の発言以降も、いっこうに沖縄の基地問題は解決する方向性すら見い出せていないのですから、政治家の中から首相となる人物は、バカとは言いませんが、頭がいいとは言えないのが本当のところではないでしょうか。

しかし、オフレコ発言で更迭された職員がいる歴史を持ちながら、それでも同じような失態を演じるとは、学習能力がないのか、それとも頭が悪いのか。今回の防衛局長の発言はその内容よりも、職員の資質が問われる問題でもあります。

詳細について報道されていませんが、記者クラブによる記者懇談会の二次会、居酒屋での発言という、公に使えるような代物ではないのではないでしょうか。

国防を司る機関の職員が、同じような罠にはまっているとは情けない限りです。

オフレコという言葉が、今回の報道でも出てきましたが、オフレコとは日本新聞協会によれば、「取材源側と取材記者側が相互に確認し、納得した上で外部に漏らさないことなど、一定の条件の下に情報の提供をうける取材方法」としています。そして、「取材源を相手の承諾なしに明らかにしない「取材源の秘匿」、取材上知り得た秘密を保持する「記者の証言拒絶」と同次元のものであり、その約束には破られてはならない道義的責任がある」としています。

オフレコ取材は、記者が取材で知りえた情報の正確性を確認するという行為であるはずなのですが、いつの間にかそれが忘れられ、今では特ダネにする場に変貌しつつあるのです。

U杉氏(個人的にはあまり好みませんが)は、記者クラブ制度の問題点を訴え続けていますが、政治・官公庁のみなさん、U杉氏の訴えに耳を傾けてもいいのではないですか?

これがアップする頃には、一川センセ辞めさせられてるといいのですが…。

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