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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :11/24/23:24

12050800 平和ボケ

経済産業省が東日本大震災直後の深刻な石油不足に陥ったことを受け、緊急時用の石油を韓国に備蓄する計画を立てていることがわかりました。

危機管理能力のない国の役所の考えそうなことで、相手に切り札を預けて、将来的に何らかの問題になった場合、日本の生命線を韓国に預けようというのですから、冒険心が旺盛なのか単なるバカなのか、元自衛官は開いた口が塞がりません。






石油は戦略物資の中の一つです。

国によって様々な製品を必要としていますが、一般的には石油、食料、希少金属などが戦略物資とされています。現在では、兵器だけでなく工作機械、電子機器関連の品目も含まれています。中国や北朝鮮に不正に輸出される品目が、いわゆる戦略物資と解釈していただけるとわかりやすいかと思います。

戦略物資の供給量により、国家存亡の危機を招くことも当然で、それらの品目を確保することは、大変重要な課題となっています。

その戦略物資の一つを、日本は韓国に備蓄するというのですから呆れてしまいます。

あまり大きな扱いは受けていませんが、韓国政府は済州島に海・空軍基地を建設しています。

韓国海軍の計画では、西帰裏市の市街地の西に軍民共用大型港計画があります。大型艦船用のバース(船舶の停泊場所)10、米海軍の空母打撃群の寄港も可能で、釜山作戦司令部基地よりも大きい基地となります。

ここで問題なのは、20年ほど前から計画が持ち上がっていたそうですが、韓国政府は当初、「日本の軍拡に対抗するため日本に近い場所に基地が必要」だと住民に説明していたということです。釜山作戦司令部が整備され、済州島基地は釜山完成後だと説明があったといいます。

「日本との軍事衝突は考えられない」と基地建設反対派が発足すると、韓国政府は「中国海軍の脅威」を持ち出してきたそうです。

韓国は北朝鮮との間で休戦状態であることを忘れ、日本でも「韓流ブーム」まで起こしています。

韓国には日本全域を射程内にする巡航ミサイル、弾道ミサイル、イージス艦、強襲揚陸艦など対日策源地攻撃能力を有する兵器を揃えています。韓国空軍が導入したF-15Kを韓国空軍幹部自らが操縦し竹島上空を飛行したり、政府要人や軍幹部も日本に対し軍事的対抗を示唆するコメントを公にしています。

盧武鉉政権時代には、米国政府に対し日本を仮想敵国にするように要請するなど、日韓関係は余談を許さない状態にあるのです。

韓流ブームや韓流ブームを当てにするマスメディアを批判するつもりはありませんが、そうした現実を受け入れた上でブームが存立しているのなら問題はないですが、日本国民のどれだけの人が、この事実を承知・了解しているのでしょうか。

韓国は済州島に建設する港湾施設に、海軍機動部隊を配備するとしています。

済州島には旧日本海軍の航空基地があり、韓国空軍は基地化を図っています。

旧日本海軍基地は1930年代中期には完成し、南京爆撃の出撃基地として利用されました。大戦末期には、大村海軍航空隊から済州分遣隊として海軍機が配備されており、本土決戦用の部隊として温存されていました。

幅20m、高さ4m、奥行き10.5mのコンクリート製ハンガーが20基残され、滑走路は未舗装ながら1000mのものがあるそうです。

韓国空軍は、ここを整備し輸送機やヘリの配備計画を公表しています。

こうした国に、日本の石油備蓄基地を建設しようとする感覚を理解するのは不可能です。

危機管理が苦手であるのはかまいませんが、平和ボケしているのは否定できません。

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