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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :04/26/11:54

05211446 東日本大震災

東日本大震災から802日になります。

いまだに余震と思われる強い地震(余震)があり、東日本大震災が引き金となった日本周辺の地殻変動期を迎えたのか、どれだけ余震が続くのか、予知できると言い張る学者達はいまだに何も明らかすることすらできていません。




火箱陸幕長(当時)の高い能力、武人の勘とでも言いますか、それが陸自が早い段階で行動に移せたのはお話しました。

資料に目を通すと、各部隊に派遣命令と兵站支援も併せて下命しているという驚くほど完璧に発災直後から正確に動き出しています。

その指示も、災害派遣だけでなく残置部隊の指示をしており、最高指揮官としていかに優秀であるかの証明です。

残置部隊の支持は、軍事を理解されていないと違和感を感じられると思います。

「未曾有の災害で国が混乱状態になっているのに残置部隊とはなにごとか」とお叱りを受けるかもしれませんが、日本が混乱状態に陥っている時こそテロや侵略の絶好の機会です。

そしてまた、災害派遣でどれだけの部隊を出せるかは有事の際の対応能力を判断する材料となります。

バカな知事がイスラム批判をしでかしましたが、日本で切迫するテロや侵略は、沖縄・南西諸島方面での「中国」、日本海側での「北朝鮮」によるものの二つが想定されます。

つまり、火箱陸幕長はそこまで予見して命令を出していたのです。

問題なのは、福島第一原発の状況は、3月11日17時頃の時点で、冷却用発電機が停止は伝えられていても、「緊急の危険はない」と政府に伝えられていたようで、東電の状況判断の甘さは否定できません。

迅速な命令の発出ができた陸自ですが、北海道の部隊を東北地方に送る手段がなかったことです。

陸自ではこうした事態を想定し、フェリー各社と輸送行動訓練を行っており、各社が協力を申し出て北海道の部隊の移動に繋がったそうです。

航路変更、荷役の手配、岸壁の確保、人員と燃料の混載許可など山のようにある手続きを迅速にこなしていきました。

今月末、宮城県石巻市に日帰り旅行を計画しました。報告は後日しますが、驚いたのは仙台~石巻間の仙石線が全線復旧していないというのです。

政府(国交省)は黒字のJR東日本だから支援の必要はない、JR東日本は予算がなく株主に説明ができないと復旧は手付かずのままだというのです。

利用する地域住民、被災地を訪れようとする人たちのことなど全く考えられていません。

そういえば、震災直後の燃料不足が深刻でしたが、災害に備えて燃料の備蓄が始まったというニュースを聞いたことはないのですが、どこまでこの国は国民のことを考えないでいるつもりなのでしょうか。

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