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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :09/22/02:33

05271000 朝鮮半島有事の日本の姿

韓国海軍「天安」雷撃は、朝鮮半島に重大な緊張状態を生んでいますが、日本の周辺状況はニュースが伝える以上の緊迫した状況下に置かれています。





嘉手納基地にF-22の再配備、岩国基地の海兵隊戦闘攻撃機の嘉手納での爆撃訓練、沖縄には物資が輸送されているとも伝えれています。

朝鮮半島有事でミサイルが日本に向け発射されると考えがちですが、それよりも日本にはミサイル攻撃はできないと思われます。

超背半島危機となれば、米韓両軍が想定する作戦計画に基づき、非武装地帯に配備されたミサイル、ロケット、生物、化学兵器などを無力化するための作戦が行われます。

北朝鮮も開戦と同時に、こうした攻撃と首都などが精密誘導爆撃を想定しているはずです。

北朝鮮はこうした開戦当初に無力される兵器よりも、特殊部隊による同時多発攻撃を仕掛けてくるでしょう。

特殊部隊による攻撃です。

韓国だけでなく、日本もその標的にされるのは充分予測されます。

偵察局に属する特殊部隊で、かつてはラングーン事件なども実行しています。

日本国内には〝スリーパー〟と呼ばれる協力者が、すでに数百名潜伏しているとされ、同時に作戦を実行することで打撃を大きくします。


かつて関東大震災で朝鮮人による攻撃だとのデマが飛び交い、各地で朝鮮の人たちが虐殺されました。犠牲者には、標準語の発音ができない東北出身者もありました。

数百名でなくとも、数十名が同時多発テロを起こし、インターネットを使い意図的にデマを流し、それに日本人の愉快犯が便乗すれば、日本国内は簡単にパニックとなります。

そうなれば、スリーパーはどこにでも潜り込むことが容易になります。

日本は、中国戦線で平服によるゲリラに悩まされ、虐殺といわれる事件を起こしましたが、同じ恐慌状態が日本国内で再現されるのです。

パニックが広まれば、実際の攻撃ではなく、噂を流せば全ての活動が停滞することが可能となるのですから、スリーパーの活動はさらに容易になります。

このような状況になれば、追跡取材をしない日本のダダ漏れメディアはパニックを煽るだけとなり、スリーパーに協力する形になるでしょう。

期待の自衛隊はというと、スリーパーや潜入工作員とは戦えないでしょう。

自衛隊の行動は正当防衛・緊急避難に準じた武器使用しか認められておらず、スリーパーや工作員の武器に準じた武器でしか応戦できません。

まともに反撃してくれればいいですが、完全に市民に潜り込んでしまえば、工作員を探し出すことは容易ではありません。

ミサイルよりもはるかに協力で、阻止が難しいこうした工作員を防ぐ手立ては無いといっても過言ではないのです。

専門家は決まって「原子力発電所」が攻撃の対象となると言うでしょうが、そんな専門知識を必要とする場所よりも、インフラストラクチャー(学校、病院、道路、港湾、工業用地、公営住宅、橋梁、鉄道路線、バス路線、上下水道、電力、ガス、電話など)を破壊すれば、簡単に都市機能をマヒさせることが可能です。

限られた数の原子力発電所を占拠するよりも、こうしたインフラストラクチャーを攻撃すればいいのですし、防御する側も、数多くのインフラストラクチャーを全てカバーできず、敵はどちらを狙うか明白です。

朝鮮半島が有事となれば、日本にもミサイルではなく、工作員などによるテロが起きる可能性が高いのです。

かつての朝鮮戦争のように、対岸の火事で戦争による利益を享受することはできないのです。

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