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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :11/26/01:43

12250925 大御心

私が現役時代、政府専用機導入に向けての検証が行われていました。

そうした動きに、一部メディアから今上天皇陛下が〝自衛隊を嫌う皇太子殿下は利用しない〟というものがあり、不安になったことを鮮明に記憶しています。

以来、陛下が自衛隊についてどうお感じになられているのかなど、私如き人間が確かめる術などなく、東日本大震災を迎えました。






23日、陛下は78歳におなりになられました。

お誕生日を前に、宮内庁よりお言葉が伝えられましたが、震災・原発事故に心を砕かれ、ご自身の病を顧みず国民のためにとお心を痛めていらしゃることがわかりました。

東日本大震災で天皇・皇后両陛下、秋篠の宮様ご夫妻が心を砕かれていらっしゃるのがわかりました。陛下への説明だけでも、私が入手できたものだけで以下の通りです。

3月15日 前原子力委員会委員長代理(原子力発電所の仕組みと安全対策について)
    警察庁長官(東北地方太平洋沖地震被災状況及び救助活動等について)
3月16日 東京大学大学院医学系研究科教授(放射線被曝について)
3月17日 日本赤十字社社長,同副社長(東日本大震災に対する日赤の救護活動等について)
3月18日 海上保安庁長官(東日本大震災被災地の救助、救援活動等について)
3月29日 東京大学医学部附属病院院長(乳児と放射線被曝について)
3月30日 外務事務次官(東日本大震災と国際社会~支援その他~について)
4月 1日 防衛大臣、統合幕僚長(東日本大震災及び福島原子力発電所に対する自衛隊の活動状況について)
4月 4日 文部科学省研究振興局長、京都大学名誉教授、名古屋大学医学部保健学科教授、学習院大学理学部化学科教授(放射性物質の環境影響について)
4月12日 東京工業大学原子炉工学研究所所長(福島原子力発電所について)
4月13日 農林水産大臣(東日本大震災による農水産物被害と原子力発電所事故に伴う農水産物への影響について)平成23年4月20日 東京大学地震研究所地震火山情報センター長(地震のメカニズムと東北地方太平洋沖地震等について)平平成23年4月25日 消防庁長官(東日本大震災における消防の活動状況につき)
厚生労働副大臣(東日本大震災に伴う医療・看護等厚生労働関係業務への影響と対応策について)平成23
5月 9日 日本アイソトープ協会常務理事(放射線の人体への影響等について)
5月10日 内閣総理大臣(東日本大震災への対応につき)
5月19日 全国漁業協同組合連合会会長他(東日本大震災に伴う漁業被害につき)
5月26日 東京工業大学原子炉工学研究所所長(福島原子力発電所の現状につき)
5月30日 全国農業協同組合中央会会長他(東日本大震災に伴う農業被害につき)
6月 2日 経済産業事務次官(東日本大震災に伴う企業の被災状況等産業界への影響について)
6月 8日 林野庁長官(東日本大震災に伴う林野関係被害及び国際森林年等について)
7月14日 岩手県知事(東日本大震災の被災者支援と復興への取り組みについて)
7月15日 東日本大震災復興構想会議議長他(復興構想会議の提言について)
7月20日 福島県知事(東日本大震災の被災者支援と復興への取り組みについて)
8月 3日 陸上自衛隊東北方面総監(元災統合任務部隊指揮官)(東日本大震災に対する自衛隊の活動状況について)
8月 4日 宮城県知事(東日本大震災の被災者支援と復興への取り組みについて)
8月15日 福島県警察本部長(東日本大震災に際しての福島県警察の活動について)
8月17日 宮城県警察本部長(東日本大震災に際しての宮城県警察の活動について)
8月18日 岩手県警察本部長(東日本大震災に際しての岩手県警察の活動について)
8月31日 文化庁長官(東日本大震災に関連し,被災文化財の保護及び被災地等での文化芸術振興について)
9月 8日 東京大学高齢社会総合研究機構機構長他(東日本大震災被災地での仮設住宅におけるコミュニティづくりについて)
9月15日 関西広域連合長(阪神・淡路大震災の被災経験を活かした関西地域としての東日本大震災の被災地・被災者への支援について)

先入観を排除するために、資料をそのまま掲載しました。

私は神国思想、皇国史観など「右」的思考にはなんら興味はありません。しかし、私の中には陛下、皇族の皆様方に対する畏敬の念を抱いています。それは、自分のDNAに刻まれたもので、私の意識で操作できるものではありません。

東日本大震災で、自衛隊、警察、消防、海保、国、自治体などたくさんの人たちが、危険を顧みず献身的な努力を積み重ねました。そして、被災地以外からは被災地の人たちを想い様々な活動をされている方がいらっしゃいました。

「誰かのために…」そんな思いを日本人は持っていたのかと、感嘆し、世界中はその心に驚嘆されました。東日本大震災後、トルコで起きた大地震では、被災されたトルコの人たちは「日本人に学ぼう」と話し合ったそうです。

時代とともに価値観が多様化し、人それぞれという個人主観が大切にされるようになりました。しかし、捨ててはならないものがあることを東日本大震災は教えてくれたのかもしれません。

「国民のために」と心を砕かれていらっしゃる陛下と皇室の皆様がいることも、再認識させてくれたと私は思っています。

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