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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :04/26/13:08

02032000 名は体を表さない

「名は体を表す」といいます。名前は物や人の性質や実体をよく表すという意味です。




かつて牛の絵が描かれた「ロースト大和煮」の缶詰にハエが入っていると保健所に苦情がよせられ、東京と神奈川で「牛肉大和煮」の缶詰が調査されることになりました。

商品を販売していたのは20数社。うち牛肉100%の缶詰は2社のものだけ。

ほとんどが馬肉や鯨肉だったことがわかりました。

しかし、この牛缶もどき、安価で販売されており詐欺罪の適用は見送られ、消費者に健康被害をもたらすものではないため食品衛生法の適用も見送られました。

〝不当表示〟に該当するのものですが、消費者は「もどき」であることを知った上で購入していたようですが、主婦連合会などから批判が出て『不当景品類及び不当表示防止法』が制定されることになりました。

安倍首相は2月1日の参院本会議での各党の代表質問に憲法9条を改正し、自衛隊の「国防軍」化を目指す考えを示しました。

「国防軍」National Defense ForceもしくはDefense Forceと英訳されることになるのでしょうが、自衛隊からの変化は「Self」が消えるだけのことになります。

「国防軍」と名乗ることで、戦略的守勢いわゆる専守防衛に徹すると明示したいのでしょうが、それは全くの別問題です。

軍事行動はその国の政治的事情、国防方針によって決められるものですから、国防軍と名乗っても他国に対し侵略しない保証とはなりません。

ヒトラーに率いられたドイツ国防軍が、その典型でしょう。

1935~1945年に存在したドイツ陸海空軍の総称です。

1935年に再軍備宣言がなされ、徴兵制が復活しポーランド侵攻直前にはドイツ国防軍は総兵力318万人という世界屈指の規模となっていました。

ヒトラーに率いられたドイツ国防軍が何をしたのか説明するまでもありません。

このように名称だけで専守防衛を意味するものではないのが世界の常識なのです。

不当表示防止法は日本の国内法であって、世界に通用するものではないのです。

看板を架け替える前に、やらなければならないことが山積しているではありませんか。

国防軍・憲法改正で左翼嗜好者は、「息子を戦争に行かせたくない」などと、中国との一触即発状態にもかかわらず、この期に及んでもなお宗教団体のような平和主義を訴えています。

しかし、戦争は先様の都合で始められるもので、平和を訴えていれば戦争に巻き込まれないことなどあり得ないのです。

これは、題目を唱えていれば幸福が訪れるという宗教と全く同列です。

宗教心の拠り所ではありますが、国防は厳しい現実に直面して解決していかなければならない問題なのです。

看板の架け替えを訴える安倍首相も、このような左翼嗜好の連中と同じレベルであることは日本人の不幸の極みです。

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