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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :11/26/13:42

10210800 ドジョウ仮面現る!

東日本大震災の復興財源に充てるため、4月から月額50万円を削減されていた国会議員の歳費が、10月分から満額に戻されました。





庶民派を売り物にする我等がドジョウ宰相ですが、それは仮面でしかなく、仮面の下には国民を謀るドジョウの素顔が隠されています。

歳費についてのニュースを調べると、興味深い記事が見つかりました。

時事通信が伝えているものですが、『ある自民党の若手参院議員の場合、ここから(歳費)から所得税、住民税、電話代、党や議員連盟に毎月収める費用などが天引きされ、残ったのは約15万円』と、50万円を差し引かれる現状を伝えています。

月額約129万円から50万円を引かれて70万円が15万円に減るとは、国会議員を搾り取るシステムがあるかのようです。しかし、この朝日の記事は真実ではありません。

国会議員は歳費約129万円のほかに、「文書通信交通滞在費」が毎月100万円(支給は2回に分け50万円ずつ)が支給されています。歳費が天引きされ15万円に減ったのは事実でしょうが、ほかに100万円は時事通信の記事からどこに消えたのでしょう。

国会議員は月額約230万円の歳費等が支給されており、50万円が差し引かれても約180万円はあるのです。手取りが15万円なんて、非正規雇用を気取ったつもりなのかもしれませんが、15万円になったと議員がぼやいていたのが事実だとすれば、この議員は国民を愚弄していますし、時事通信は虚偽報道同然です。

ドジョウの仮面をつけた国民を謀る首相は、自分で朝霞宿舎建設にGOサインを出しておきながら、批判が強まると他人事のように「凍結」を決めました。自分の出したGOサインの責任をどう取るつもりなのでしょうか。

今回の満額復活は議論すら行われず、与野党ともになあなあで決められています。野党も救いようがありません。

唯一、「みんなの党」だけが国家議員の歳費30%、ボーナス50%カットなどの法案を提出しましたが、みんなの党のセンセイ方もまた満額の戻った歳費を受け取っています。意地でも受け取らずに返還するとか、被災地に寄付するとかすれば、みんなの党の支持率は上がったことでしょう。

国会議員は年間で約129万円×12=約1548万円、100万円×12=1200万円の文書通信交通滞在費が支給され、期末手当700万円超、勤続25年以上の議員には月額30万円の特別交通費、JR各社・航空会社の特殊乗車券が提供され、公務出張には別途実費が支給され、海外視察費として衆院170万円、参院165万円が支給され、新人議員でも年収は3000万円を超えているのです。

これだけ優遇されていながら、震災の復興のためと称し増税をするというのですから盗人猛々しいというものです。

民主党輿石幹事長は、「歳費削減だけが身を削ることではない」と言い切り、国会議員とは日本の将来の癌です。

ドジョウ仮面は、「議員が自ら身を切る覚悟なくして国民負担は語れない」と語ったそうですが、歳費を削らないのであれば、議員定数を削減するということでしょうか。

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