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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :04/26/05:45

10190800 「遠い親戚より近くの他人」

“いざというとき、遠くに住む親類より近くに住む他人のほうが頼りになる”という意味ですが、前回もお話した通り、アフリカに自衛隊を「行かせるな!」とは言いませんが、洪水・台風などの被害に苦しむ東南アジア諸国に、まずは手を差し伸べるべきではないでしょうか。

震災と同じく洪水の被害は大きく、中長期的な支援が必要となるはずです。





「日本は震災でそれどころではない」かもしれませんが、この時期だからこそ、日本は援助すべきだと私は考えます。

こうした国々に対する支援は、東日本大震災に対する返礼だけでなく、タイなどに多くの日系企業があり、被災した企業救済にも繋がります。

未曾有の国難とされた巨大地震と原発事故に、地震・津波の被災地の復興、原発事故処理だけで終わらせていいのでしょうか。

現在の状況は、危機感は放射性物質と放射線のみとなっていないでしょうか。

この七ヶ月、放射線の影響を悲観的に語る科学者は「真実」を語り、影響を楽観的に語る医学者は「嘘」という、真偽がわからない話を鵜呑みにして騒いでいるだけではないでしょうか。

それだけが、未曾有の国難に立ち向かう日本人として必要なことなのでしょうか。

津波と原発事故は、日本人の戦後培ってきた価値観を全て「無」にしました。

「無」になった以上、日本の国家だけでなく日本人の根源にまで遡り、全てを議論されなければならないのではないでしょうか。

無能な民主党から政権交代も考えられるような状態であったのに、実際には復興にあくせくする政府の姿でした。

66年間培ってきた価値観が崩壊した今、これまでのやり方は通用しなくなったのです。

人に助けをかり、助けてくれた人が困っていたら、恩を返すのが人間として当たり前のことではないでしょうか。

歴代トップの貧乏な宰相だそうですが、まともな貧乏であるならば政治家になるなど考えないのではないでしょうか。

そしてまた、まともな貧乏であるならば「遠い親戚より近くの他人」をよく理解しているはずで、アフリカが優先するか東南アジア諸国が優先するかは説明するまでもありません。

遠い親戚ばかりを頼りにしていると、次に日本が困った場面に立たされた時、近くの他人は誰も助けてはくれなくなるでしょう。

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