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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :09/21/04:19

07250700 3.11 あの日

仙台空港ターミナルビルに1300人が孤立しました。

東北の玄関口となっていた仙台空港は、周囲を津波により水没してしまう、周辺の小型航空機や自動車により陸の「孤島」となっていました。

3月11日14時40分、中国国際航空924便が離陸した6分後に強い揺れが仙台空港を襲いました。地震前の14時45分に大阪発の日航2209便が着陸するはずでしたが、天候不良により到着が遅れていたのは不幸中の幸いでした。





仙台空港には、岩沼市下野郷の特別擁護老人ホームから、避難してきており、地域住民も約250人が避難、空港関連施設などからの避難も含めると約1600人が空港内に避難し孤立してました。

1600人は空港内の土産物などを食べ、水も充分にありました。

救助に向かったのは、富山県高岡市高岡消防署特別救助隊でした。地震発生後すぐに仙台に向かい徹夜で車両を飛ばし、12日早朝から救助に入っていました。

空港周囲は約1キロ手前まで冠水しており、ボートによる接近は瓦礫により使えず、隊員は胸まで水に浸かりながらボートを引いて空港に接近しました。

空港に到着したのは3月12日10時22分、一方、名取市消防本部が瓦礫を撤去し、車一台分の通路を確保し、地震発生から25時間後に空港の孤立は解消されました。

しかし、滑走路は瓦礫に埋もれ使用できないままでした。

そこで投入されたのが、沖縄県嘉手納基地の第320特殊戦術飛行中隊でした。

この部隊は、『赤旗』でも紹介されるほど注目度の高い部隊です。

2月16日沖縄県嘉手納基地でパラシュート降下訓練を行い、嘉手納町議会が抗議決議が全会一致で可決され、3月2日に『赤旗』電子版で紹介されました。

『赤旗』電子版から
「日本での低空飛行訓練も、こうした『日本の防衛』とは無縁な軍事作戦のために行われていると見られる」とイラクやアフガンでの作戦行動を前提とした訓練だと断じていますがが、『赤旗』紹介から10日後には〝日本の救援に欠かせない〟存在であったことが実証されました。

被災地にパラシュート降下するのは、どれだけ事前偵察が確実に行われているかが成否の鍵となります。それができていなければ、実行されることはなかったでしょう。米軍の行動力の裏にある、こうした偵察能力の高さも私たちは参考にすべきでしょう。

震災後、日本の上空にどれだけの偵察衛星や偵察機が差し向けられたか、明らかにはされていませんが、聞いてみたいものです。

我が国の首相閣下は、物見遊山気分で被災翌日、被災地をヘリで見物に出かけ、冷却機能が停止し緊迫する福島原発にまで立ち寄り作業の邪魔をしました。

今では日本中に広まる「反原発」の空気を利用し、反原発の旗手となるふりをして延命しようとしています。

それでも騙される国民がいることは不幸の極みです。

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