憂い next ver.
新・元自衛官の憂い
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09210640 | [PR] |
07230700 | トモダチ作戦裏事情 |
女子サッカー日本代表が世界一になり、昔を忘れた仕分けの女王は「なでしこジャパンは凄い」とやってしまい、批判が集中したそうですが、スパコンに続き二連敗の女王様、アンチ民主の逆風の中の二連敗はかなりの痛手になるでしょう。
でも、政治家とは何故こうも〝ごめんなさい〟をしないのでしょうか。
私などは、大蔵官僚だったK山さつきが吐いた「潜水艦は時代遅れ」さらに「災害救援は警察と消防の仕事」と言い放ったK山に、震災後に何らプレッシャーもないのが不思議でなりません。
K山に指示した小泉純一郎に対しても、何ら批判が出てこないのですから、この国のシステムがよくわからなくなります。
ヒゲの隊長などは、「自民党は自衛隊員の削減に反対します」と言ってますが、最初に削減に手を染めたのは隊長の属する自民党であったことを知らないのでしょうか。
原発事故も同じです。
自民党やかつて自民党に属した民主党幹部など、さっさと頭を下げて国民の許しを請い、新しい方向性を国民に示さないと菅直人のカメレオン的早変わりで振り回されるだけです。
こうした事情のせいか、震災から四ヶ月以上が過ぎましたが、震災・原発事故対応の適否をめぐる情報は一切流れてきません。
政府をはじめとする防衛省、自衛隊は早急に反省すべき点は反省し、誇るべきは誇り、国民に巨大災害における食糧や水の確保など、これまで言われてきた「三日分」で充分なのかどうか示して欲しいものです。
今回の災害派遣では、自衛隊の初動段階は満点だったと思います。
しかし、10万人もの隊員を一挙に投入したことは、最高司令官殿の命令とはいえ、パフォーマンス優先の司令官殿は、24時間三交替という原則を無視したことは許されるものではありません。
派遣を急ぐあまり、三日間にわたり不眠不休の活動を強いられたり、一ヶ所に必要以上に隊員が集まったり、交替要員を確保しないままで過労で倒れた隊員も多くいました。
自衛隊は全力で被災地で活動しましたが、最高のパフォーマンスではなかったと見るべきでしょう。
好意的な報道は有難いことですが、次の災害に備えることを考えると、早急に東日本大震災での活動の詳細情報を提供して欲しいものです。
米軍の「トモダチ作戦」は高い評価を受けていますが、報道を鵜呑みにできないものもあります。
一時、救援物資の運搬を「米軍はどんどん物資を投下しているのに、自衛隊はやっていない」という批判めいた報道がありましたが、米軍は各機の機長に判断が委ねられ行動するのに対し、自衛隊は司令部の判断が絶対で、米軍は機動力溢れる印象を与えたと思います。
この差は大きく、瓦礫で埋め尽くされた場所に隊員をパラシュートなどで降下させ瓦礫を撤去しヘリを着陸させることも可能ですが、自衛隊は救援される側と綿密な打ち合わせにより安全を確保した上で着陸しなければならず、こうした差が米軍の機動力を際立たせることになったと思います。
米軍と自衛隊の着陸などの技術的な差があるわけではありません。
さらに、米軍機は離着陸や燃料補給などが優先され、自衛隊が後回しにされ、米軍と自衛隊の差をさらに強く印象づけることになったと思います。
「トモダチ作戦」も問題がなかったわけではありません。
作戦のシンボル的存在であった原子力空母「R・レーガン」は3月14日の福島原発水素爆発直後、被曝の危険があるとして原発から北東約160㎞から退避。
米軍は17名の隊員が「低レベル被曝」したと公表。
この退避行動を批判できませんが、空母の退避行動は世界中に「日本は放射能まみれ」と世界中に印象を植え付けてしまった可能性があります。
この退避を払拭するかのように、アメリカは海兵隊の「CBIRF(シーバフ)」を来日させました。
部隊は4月上旬に約150名が来日、横田基地で訓練を公開し、「核戦争を想定した厳しい訓練を積んだ特殊部隊」と報じられ、“原発事故を収束させる救世主”のように思われた方も多くいらっしゃると思います。
しかし、CBIRFの派遣はアメリカの要請によるもので活動する予定がないのに来日したというのが本当のところでした。
報道では、原発事故に対応する自衛隊が頼りないからCBIRFが来たようなものもありました。
このように報道だけを見ても真実は見えてきません。裏に事情があることも、今回の震災で認識すべきではないでしょうか。
でも、政治家とは何故こうも〝ごめんなさい〟をしないのでしょうか。
私などは、大蔵官僚だったK山さつきが吐いた「潜水艦は時代遅れ」さらに「災害救援は警察と消防の仕事」と言い放ったK山に、震災後に何らプレッシャーもないのが不思議でなりません。
K山に指示した小泉純一郎に対しても、何ら批判が出てこないのですから、この国のシステムがよくわからなくなります。
ヒゲの隊長などは、「自民党は自衛隊員の削減に反対します」と言ってますが、最初に削減に手を染めたのは隊長の属する自民党であったことを知らないのでしょうか。
原発事故も同じです。
自民党やかつて自民党に属した民主党幹部など、さっさと頭を下げて国民の許しを請い、新しい方向性を国民に示さないと菅直人のカメレオン的早変わりで振り回されるだけです。
こうした事情のせいか、震災から四ヶ月以上が過ぎましたが、震災・原発事故対応の適否をめぐる情報は一切流れてきません。
政府をはじめとする防衛省、自衛隊は早急に反省すべき点は反省し、誇るべきは誇り、国民に巨大災害における食糧や水の確保など、これまで言われてきた「三日分」で充分なのかどうか示して欲しいものです。
今回の災害派遣では、自衛隊の初動段階は満点だったと思います。
しかし、10万人もの隊員を一挙に投入したことは、最高司令官殿の命令とはいえ、パフォーマンス優先の司令官殿は、24時間三交替という原則を無視したことは許されるものではありません。
派遣を急ぐあまり、三日間にわたり不眠不休の活動を強いられたり、一ヶ所に必要以上に隊員が集まったり、交替要員を確保しないままで過労で倒れた隊員も多くいました。
自衛隊は全力で被災地で活動しましたが、最高のパフォーマンスではなかったと見るべきでしょう。
好意的な報道は有難いことですが、次の災害に備えることを考えると、早急に東日本大震災での活動の詳細情報を提供して欲しいものです。
米軍の「トモダチ作戦」は高い評価を受けていますが、報道を鵜呑みにできないものもあります。
一時、救援物資の運搬を「米軍はどんどん物資を投下しているのに、自衛隊はやっていない」という批判めいた報道がありましたが、米軍は各機の機長に判断が委ねられ行動するのに対し、自衛隊は司令部の判断が絶対で、米軍は機動力溢れる印象を与えたと思います。
この差は大きく、瓦礫で埋め尽くされた場所に隊員をパラシュートなどで降下させ瓦礫を撤去しヘリを着陸させることも可能ですが、自衛隊は救援される側と綿密な打ち合わせにより安全を確保した上で着陸しなければならず、こうした差が米軍の機動力を際立たせることになったと思います。
米軍と自衛隊の着陸などの技術的な差があるわけではありません。
さらに、米軍機は離着陸や燃料補給などが優先され、自衛隊が後回しにされ、米軍と自衛隊の差をさらに強く印象づけることになったと思います。
「トモダチ作戦」も問題がなかったわけではありません。
作戦のシンボル的存在であった原子力空母「R・レーガン」は3月14日の福島原発水素爆発直後、被曝の危険があるとして原発から北東約160㎞から退避。
米軍は17名の隊員が「低レベル被曝」したと公表。
この退避行動を批判できませんが、空母の退避行動は世界中に「日本は放射能まみれ」と世界中に印象を植え付けてしまった可能性があります。
この退避を払拭するかのように、アメリカは海兵隊の「CBIRF(シーバフ)」を来日させました。
部隊は4月上旬に約150名が来日、横田基地で訓練を公開し、「核戦争を想定した厳しい訓練を積んだ特殊部隊」と報じられ、“原発事故を収束させる救世主”のように思われた方も多くいらっしゃると思います。
しかし、CBIRFの派遣はアメリカの要請によるもので活動する予定がないのに来日したというのが本当のところでした。
報道では、原発事故に対応する自衛隊が頼りないからCBIRFが来たようなものもありました。
このように報道だけを見ても真実は見えてきません。裏に事情があることも、今回の震災で認識すべきではないでしょうか。
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