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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :09/21/09:23

07210700 3.11あの日

巨大津波が襲い、夜になってからのニュースで忘れられないのは火災の光景です。

日のある時間帯でも、巨大津波が東北沿岸部を襲う映像を見ましたが、家が次々となぎ倒される中、火炎が立ち上るのが不思議でなりませんでした。

津波は火災を起こすんだ…思わず呟いた言葉でした。





宮城県気仙沼市では、3月11日夜、住宅地などから大規模な火災が発生しました。

津波は漁船や港の燃料タンクを破壊し、そこから流れ出た油に引火し延焼したそうです。

気仙沼市では、停電で真っ暗闇の中、消火栓が瓦礫に埋もれ、数百mもホースを伸ばし消防隊は消火に当たったそうです。

暗闇の中で、頻発する大きな余震、次々よ押し寄せる津波と、消防隊のご苦労が偲ばれます。

私は、この光景を見て、何故、日本は世界に誇れる「飛行艇」を保有しながら、消防飛行艇を作らなかったことが悔やまれました。

海上自衛隊は現在、US-2を保有していますが、開発した新明和では消防飛行艇の実用化が検討されました。

実証試験のため、US-2の前身であるPS-1の1号機が機内に貯水タンクが取り付けられ、技術実験が行われました。

実験は昭和51年から54年にかけて行われましたが、国が消防飛行艇を運用する気が無く、消防飛行艇も火災に効果があっても、地震により火災が発生した場合、火災現場に被災者がいる可能性があり、散水した場合水の直撃で圧死することも考えられ、生き残っても急激な体温低下で病死となる可能性も考えられ、消防飛行艇の運用は見送られました。

見送られた理由は、「大規模震災の備えるだけでは維持費がかさむ」というものです。

軍事力やこうした災害への備えは、「保険」と全く同じです。掛け金は高額ですが、何かあれば補償されますが、保険を掛けていなければ何の補償もされません。

阪神淡路大震災により、消防飛行艇を求める声が高まり、新明和ではUS-2 の消防飛行艇としての発展型を発表しています。しかし、実現はまだ先となるでしょう。

皆さんはこうした「保険」を掛けるように、政治に要求していくべきです。

政治家は税金の話をし、増税を当然のように口にしますが、自分達の取り分はしっかりと取り置きしています。

政治家を減らし、保険を掛けるよう求めましょう。

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