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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :09/20/10:18

04251000 (アメリカを)信ずる者は救われるのか?

普天間基地移設問題は、沖縄の人たちの意を汲んで県外・海外移転をぶち上げた民主党でしたが、アメリカの恫喝の前にあえなくダウン。現在は完全にパンチドランカー状態に陥っています。




自民党は政争の具に利用し、アメリカとの利権を持つ人たち、何も考えないマスコミなどに完全に狙い撃ちされています。

そもそも、日米安保を前例踏襲だけで継続させてきたのが間違いのもとです。民主党は敢えて波風を立て、これまでの事なかれ主義を破壊しようとしたわけですが、国内の抵抗勢力から激しい抵抗を受け、県外・海外移転からどんどんトーンダウンし、今では県内移転に傾いているようです。

日本のマスコミは基地移転と日米関係を取沙汰していますが、第2次大戦後、政権交代で米軍基地が撤退した事例は数多くあり、日本だけが特例というのはおかしな話です。

同盟関係という持ちつ持たれつの関係にあるはずなのに、基地移転を「きちんと実現できるのか」とオバマは鳩山首相に尋ねたそうですが、この言い回しは〝持ちつ持たれつ〟ではなく、完全に脅されていると見るべきではないでしょうか。

日本では冷戦終結後、新たな戦略を検討するどころか、何も考えずアメリカ盲従でここまで来てしまいました。

それが、沖縄の人たちに負担を強い、私たちの税金で米兵を養い、駐留軍ではなく勝者である進駐軍の傲慢さを黙認することになりました。

醜悪なのは、実しやかに「在日米軍は日本の抑止力である」という人がいますが、移転先候補となる自治体が拒否するのは、何の咎めもしないのは不可思議な話です。国防はそれぞれが負担し、自分の所だけは「不要」というのは利己的なもので許されるものではありません。

米軍の高級幹部は、在日米軍を「日本軍国主義化を押さえるビンの蓋」と語ったこともありますが、アメリカの本音は全く別のところにあるはずなのに、いつまでもアメリカの友情だと曲解してすがりつくのは女々しいだけです。

先日、奈良公園でシカをボーガンで殺した容疑者が逮捕されましたが、この容疑者は自宅に犬、猫、豚、鶏を飼う「動物好き」として知られていたそうで、シカを殺した理由がわからないと近所の人たちは語っているそうですが、動物をいろいろ飼っているから「動物好き」とは限りません。

動物を自分に隷属・従属するものと認識し飼っている人だっているはずです。

もし、シカを殺してしまった容疑者が、この隷属・従属するのが動物だと解していれば、シカを殺してしまったのも肯けます。

私たちは、熟考しなければならない時なのです。

条約がある、友好関係にある、だから日本を他国の侵略から守るのを手伝ってくれると思い込んでいますが、そんな国の兵隊が日本人を相手に犯罪を犯したりするでしょうか。私たち日本国民の税金が、彼らの生活をまかなうために支出されているのを知らないままにしているでしょうか。

私たちは、シカを殺した容疑者と同じように、表面的な行動だけで善意に受け取るのではなく、内面にあるものを見極める時が来ているのです。お友達のアメリカは、北朝鮮による日本人拉致を手助けしてくれましたか? 核廃絶を訴えたオバマは、世界唯一の被爆国である日本を、核サミットでどう扱いましたか? アメリカの協力で日本人宇宙飛行士が活動していますが、日本からはどれくらいの費用がアメリカに行っているのでしょうか

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