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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :11/25/19:41

12192036 金正日死去

北朝鮮の金正日総書記死亡のニュースが伝わり、日米韓が緊張感を高めています。

私は自衛隊時代の癖なのか、ニュースを鵜呑みにしないことにしています。





皆さんは、最近、北朝鮮の朝鮮中央放送委員会の看板アナ李春姫(リ・チュニもしくはリ・チュンヒ)が10月中旬から50日余テレビに登場していないと話題になったのを覚えていらっしゃいますか?

李春姫アナは「放送員」「功労放送員」「人民放送員」のランクで最高位の「人民放送員」と称され、北朝鮮国内には6名しかいないとされています。

李春姫アナがテレビに出なくなったのは、金正日総書記の「死」と関連しているのではないかと私は考えています。

つまり、金正日総書記の死亡は、報道にある12月17日ではなく、李春姫アナが姿を消した約50日前だったのではないでしょうか。

なぜ、死亡のニュースを隠蔽したのか…。

権力継承の作業が行われていたと見るのが自然ではないでしょうか。

全ての作業が終了し、公式に発表してもいい段階が今日だっただけではないでしょうか。

権力闘争があったか、もしくは、権力継承に向けて何らかの作業があったとすれば、特権階級の李春姫がテレビに顔を出さなくなったのも当然ではないでしょうか。

北朝鮮の金正日総書記死亡で、北朝鮮に何が起きるのかは全く予測すらできません。

後継の体制が固定するまで、権力闘争などによる内紛、混乱による難民の流出など、韓国、中国、そして日本も巻き込まれる事態が起きる可能性があります。

そして、李春姫アナは金正日から絶大な信頼を得ていたとすれば、彼女が担当して公式発表することは先祖供養にもなり、後継者の意図で李春姫アナが雲隠れしたと見ることができます。

日米韓の情報・諜報・軍が情報収集に躍起になっていますが、あくまでも個人の見解としては、今回の総書記の死去で北朝鮮は何らかのアクションを起こすことはないと見ています。

権力継承が確固としたものとなる前に、軍を動かすことは、非常に危険を伴うものです。

何故なら、北朝鮮の権力維持に軍は必須であり、軍がなければ独裁カルト国家を支配することは不可能です。

軍を動かせば、その銃口がいつ権力継承者に向けられるかわかりません。

権力継承者が、50日の間に仮に軍を掌握できたとしても、50日の間に自分に銃口が向けられない保証を得ることはできるでしょうか。あり得ないというのが、誰もが考える結論でしょう。

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