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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :04/29/18:35

02230800 資質とは

防衛大臣に必要な資質とはいったい何か。

憲法解釈? 部隊運用? 装備品などのカタログスペックを熟知していること?





知っていることにこしたことはありませんが、それをすべて知り理解していたとしても、それらが防衛大臣の資質に直結しているものではありません。

野田首相は「自衛官倅」を売りにしていました。

しかし、どこをどう見ても自衛官の倅には同じ倅としては自衛官の倅に見えません。

そもそも自衛官の倅であれば政治家を目指すことはしないでしょうし、よしんば政治家を目指し政治家になっても、知識はどの政治家よりも豊富であり、自らが首相の座に就いたとしても自分が防衛大臣になるくらいの思考をしても間違いではないでしょう。

野田首相は防衛大臣をどうしたか。

初代は自他共に認める素人。次代の田中防衛相にも疑問符が付けられていますが、野田首相が人選したのではなく、どうやら輿石幹事長による入閣適齢期の名簿から選ばれただけで、適材適所ではないことにあるのではないでしょうか。

要するに、防衛大臣は野田首相にとりさほど意味あるポストではないということになります。これが自衛官の倅のすることでしょうか。

国会議員の中に防衛問題のエキスパートはいません。

歴代長官・大臣の中には、素人でも就任後、研鑽を重ねて努力した人も少なくはありません。

頻繁に部隊を訪れ、若い隊員たちと語り合い、訓練場では隊員たちと同じく地面に座り、酒も酌み交わした長官もいました。

大臣の資質は憲法解釈、部隊運用、装備品などに詳しいのではなく、隊員たちとの距離感であり、国の大事を左右する国防問題で発言するその重みです。

それらにより、防衛省・自衛隊に有形無形の影響を与えます。

田中大臣、あなたはまだまだ研鑽を積み重ねるべきでしょう。防衛クイズは放っておいて、発言に対する重みを持たせられるよう努力されることを期待します。

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