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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :05/15/15:32

02210800 沈黙は金

2月13日5件、14日14件、15日10件、16日7件、17日12件、18日14件、これは何の件数かわかりますか。

我が細君(体型的には納得できない形容ですが)が一言、「最近、また地震が多い」と。

件数からは極端に増えたわけでもなく、実際には自分の居住する地域で揺れを感じた回数が増えただけなのですが、これを〝地震が増えた〟と認識するのは正しくはありません。






東大地震研の試算によると、「M7級の首都圏直下型地震4年以内に70%」と報道されました。しかし、京大防災研究所の確率計算では「5年以内に28%」と差があり過ぎです。いったい、どちらを信用すればいいのかわからなくなります。

地震は東日本大震災以降「増えた」のは事実です。地震が増えれば、やがては大地震が来ると素人は直情的に感知します。

地震発生確率を高めに伝えられるのは、そこに居住する人たちに備えを怠らないよう警告するには充分ですが、確率の数字の裏には人々は恐怖感を常に抱いていくことになります。

素人からすれば、数字を公表するのは無責任すぎるような気がします。

「当たれば」研究の成果と自身の功績になるでしょうし、「外れれば」それはそれでよかったで終わらせてしまいます。つまり、どのような数字を公表しても誰も何の責任も負わないのですから、研究する学者先生は言いっ放しで済まされるのです。国は研究費の予算は出しても、地震に対する有効対策は我々と同じ備えるだけですから、私たちは実際にはどのような数字が公表されても、いつも変わらず地震に備えておくだけでいいのです。

しかし、どこまで正確性のある数字か証明もされていないのに、大々的に公表されることは疑問を感じます。

様々な国際行事を日本に招致しようとしても、この確率の数字が一人歩きすれば、日本を会場に選択することは当然少なくなるでしょう。石原都知事は夢再びと2020年のオリンピック招致を目指すようですが、首都圏直下型地震の想定される地域でオリンピックなんて誰が認めますか。

地震のまったく無い国家であれば、地震は恐怖であり、様々な対処が必要でしょう。しかし、我が国は地震大国であり、私たちは地震をこれまでたくさん経験してきています。

動物による地震予知の研究も行われているようですが、考えればバカバカしくなります。

地震を怖がるのは人間も動物も同じですが、地震から生き延びる確立は人間よりもはるかに動物のほうが高いのはわかりきっています。動物は「揺れ」に恐怖感を抱いても、それを危機感とは感じるかどうか、それにより動物が地震を察知してどう行動に移すのか、我々人間からは理解することは難しいでしょう。

東大地震研の学者先生、沈黙は金という言葉が世の中にあることをお勉強されるのも必要ではないでしょうか。

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