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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :02/20/22:30

04070800 田中防衛相擁護ではないが、何か間違っているのでは???

東條英教(とうじょうひでのり)という名をご存知でしょうか。

戦犯として名を遺した東條英機氏の実父です。





東條家は江戸時代、能楽師を家業としており、南部氏に仕えていたそうです。

英教は陸大一期を首席で卒業したものの、中将で予備役に編入されています。

一説では、明治維新後の日本国内にはびこっていた藩閥の弊害を抗議し、「国軍の父」と呼ばれた山縣有朋に睨まれたために、陸大首席でも中将どまりだったといわれています。

確かに藩閥人事を批判していたのは事実ですが、英教は陸大卒業後、日露戦争に出征しますが、そこで上級司令部の抗命し独断で戦線を離脱したことも中将どまりの理由とされています。

「坂の上の雲」のファンに、一つお話しますと、英教は陸大であの秋山好古と同期(陸大一期)です。

歴史を顧みない日本人ですから、こうした説だけがどうしても一人歩きしてしまいますが、国家の命運をかけた戦争で陸大一期首席を藩閥だけで左遷するようなことは考えられず、何らかのマイナス評価されることがあったと考えるのが妥当ではないでしょうか。

産経新聞を読んでいて気になったことがあります。

田中防衛相バッシングを続ける自民党の尻馬に乗っているだけのような気がしてしかたがありません。

民主党に期待できないのはわかりきっていますが、今はバッシングをしている時でしょうか。

新聞の記事によれば、北朝鮮のノドンへの防衛態勢について「今の態勢では全国土を守りきれない」と明言したものを、自民党の佐藤正久議員が「防衛相が国民の命を守りきれないと言うなんて…」と絶句したそうです。

佐藤議員は、事実を隠して大本営発表のように勇ましく側面的な事実や過大な話を防衛相に求めているのでしょうか。

少しの軍事知識があれば、現在の態勢でノドンから日本全土を守るのは不可能なのはわかりきったことです。

それを口にして絶句するのですから、やはり大本営発表を求めているに違いありません。

このような記事を掲載するとは、産経新聞は佐藤議員を支持しているのでしょう。

愚鈍でもいいのです。やる時、やらなければならない時にやってくれればいいだけなのです。

そして今、そんな揚げ足取りをしている時なのかという疑問も拭いきれません。

何か釈然としない産経新聞です。

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