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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :02/22/01:04

04090800 北朝鮮ミサイル ~どこへ逃げる?~

新聞を読んでいると、面白い記事を目にします。

この国は、軍事に対し目を向けないできたため、軍事オンチが蔓延しています。






笑ってしまったのは、産経新聞4月5日の記事です。

全国瞬時警報システム(J-ALERT)の試験放送が行われましたが、自治体などから「本当に避難しなくていいのか?」との声が上がっているというのです。

危機管理まで識者は口にしているそうですが、でも…どこに逃げるというのでしょう。

防空壕や退避壕など、この国にはありませんし、上空を通過する先島諸島では逃げ場はありません。

根源的な問題もあります。

J-ALERTも結構ですが、大規模災害や武力攻撃事態が発生した際、国民の保護のために必要な情報を通信衛星を利用して、瞬時に地方公共団体に伝達することを目的としていますが、武力攻撃が行われた場合、どこに避難するというのでしょう。

常識的には先に逃げ場を確保して、こうした情報伝達システムを構築するか同時に行うべきものではないでしょうか。「仏作って魂入れず」とは、こういうことをいうのでしょう。

政府・行政がこの有様ですから、逃げ場も無いのに「逃げなくていい?」などとトンチンカンな声が自治体から上がるのも当然です。

J-ALERTは〝大規模災害〟でも情報の伝達が行われるはずですが、昨年の東日本大震災ではどうだったのでしょう。

自治体が壊滅的打撃を受けて、J-ALERTが機能しなかった可能性さえあります。武力攻撃事態となれば、こうしたシステムを一番に攻撃し、住民への情報伝達を遮断するのは当然の選択です。

政府や行政、自治体はこういった「事実」をどう理解しているのでしょうか。

北朝鮮のミサイル発射実験で仮に推進体が事故・故障等により針路が変わった場合、どう対処するのか検討されているのでしょうか。

福島第一原発事故では、「想定外を想定する」と野田首相殿はおっしゃっていましたが、この言葉がウソであることがハッキリしました。そして、行政もまた国民を全く無視している証拠ともなってしまいました。

軍事オンチ、平和ボケでも何でもかまいませんが、現状を変えなければ同じ事態が繰り返されることになり、どこかの時点で変えるべきときが来ているのは言うまでもありません。

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