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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :04/27/00:15

01250800 本当に戦争が起きると思っているのか

海兵隊、オスプレイ、水陸両用車と中国との領土問題に対応する装備調達を急ぐ自衛隊です。

輸送艦の大規模改修まで行い、水陸両用車の運用まで可能とする熱の入れようです。

大変けっこうなことです!
が、自衛隊には上陸作戦の経験はゼロ。海兵隊を創ったところで、そのノウハウをどこから学ぶのか。輸送艦が少な過ぎるなど問題は山積しているのです。これでは、絆創膏があるからどんなケガをしても大丈夫といった稚拙な発想です。






東日本大震災は自衛隊の輸送能力の脆弱性、兵站能力の低さなど様々な問題を浮き彫りにしました。

正面装備は一流ですが、それを支えるべき「物」も「者」も足りていないのが実情です。

無責任な元空自高級幹部など「空母保有」「核武装」などを叫んで、軍事オタクの支持者は喝采を送っていますが、考えてもみてください。

人手不足の自衛隊に、アメリカのような空母を建造して運用する人員の余裕があるでしょうか?

どこかの週刊誌で、この元高級幹部は「空母に1万人収容できる」と言っていましたが、そこから類推するとアメリカ海軍の原子力空母クラスを想定しているようですが、最新型の「フォード級」では乗員2,000名以上、航空団には2,500名近い要員が乗組んでおり、約5,000名の要員を確保しなければならないのですから、どれだけの部隊を統廃合しなければならないのか想像すると…ただのお題目としか思えません。

「核」などもってのほか!
開発までにどれだけの時間とカネが必要なのか。そんな余裕があるなら、装備を真剣に考えてまっとうに戦える部隊編成をして欲しいものです。

要は自衛隊には、本当に戦争を想定したマニュアルどころから、根本的な発想が無いとしか言えない現実があります。

例えば、陸自の戦車は74式、90式、そして10式と3種の戦車を装備運用しています。

それぞに補給品等が違い、当然、これらの物品管理に手間がかかり、そこには当然、カネがかかります。

機動戦闘車なる新たな装備を開発しましたが、装輪戦車など装甲が貧弱でどれだけ役に立つかわかったものではありません。

仮に活躍できたとしても、機動戦闘車が陸自の装備となるまで「敵」(侵略国)は待っていてくれるとでもいうのでしょうか。

この国がいかに歪んだ防衛政策を施しているか、オスプレイを採用し島嶼(離島)防衛に活用するそうですが、オスプレイを搭載すのは船はありませんし、護衛する装備もありません。

軍事知識が無くとも、機動戦闘車がいかに不整地走行に向いていないかがわかります。

工事用車両でクローラー(装軌式)車両とタイヤ(装輪)式車両で、不整地ではクローラー式車両のほうがはるかに有利であり、装軌式車両に追随することさえ難しいのがわかります。

国民は国民で極端な右か左。日本の未来を考えるような思考は無く、非武装中立といった宗教のような平和主義が存在しているようでは、本当にこの国に大事があった場合、生き残る資格さえあるのか疑われます。

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