憂い next ver.
新・元自衛官の憂い
ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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05090430 | [PR] |
07170800 | 尖閣沖浪高し! |
「皇国ノ興廃、此ノ一戦ニ在リ、各員一層奮励努カセヨ」
日露戦争での日本海海戦で、連合艦隊参謀秋山真之中佐草案によるものとされています。「Z旗」として有名ですが、これは信号旗でアルファベットZを表すものですが、イギリスのネルソン提督が、1805年のイギリスとフランス・スペイン連合とのトラファルガーの海戦で、掲げたものです。
Z:アルファベット最後の文字=この戦闘に敗れれば後がないという意味で掲げたものです。
尖閣諸島が揺れています。
事の発端は、石原知事による東京都による尖閣諸島購入計画でしょう。
ここ数日の中国の反応は、9日アメリカ国務省高官が「尖閣諸島は『日米安保条約』の第5条が適用されるとして、1972年に米国が沖縄を日本に返還してから、尖閣諸島の施政権は日本に属す」と話したことを受け、11日に中国外交部報道官が「第二次世界大戦後、中国の領土である尖閣諸島を日本と米国間で密かに授受したことは不法であり無効だ」と非難しました。
報道官は「尖閣諸島は古くから中国固有の領土で、中国に主権があることは争う余地がない。第二次世界大戦後に、日米双方が、中国の領土である尖閣諸島を密かに授受したことは不法で無効な行為だ。『日米安保条約』は冷戦時代の産物であり、日米間双方の配置により、中国を含む第3者の利益を損なうべきではない。中国は、関係国がこの地域の平和と安定に有利な行動を取るよう望んでいる」
盗人にも三分の理とはよくいったものです。
どんなに筋の通らないことでも、その気になれば理屈はつけられるものだと感心してしまいます。
しかし、コメントに値するものではありませんので先に進みます。
口撃では反応の鈍かった日本に、中国はまたぞろ漁業監視船を使って領海侵犯させました。
識者は中国の監視船で中国公安部「中国海警」は中国海軍と深い関係にあるなどとわかったようなことを言っていますが、共産との一党独裁国家ですから、交通部の「海巡」、国土資源部の「海監」、農業部の「漁政」であろうと、すべては共産党のコントロール下にあり、元を手繰れば皆同じです。
ここで、中国の狡猾さが見えてきますが、これを指摘した識者の話を聞いた記憶がありません。
中国は非武装の「白いフネ」で領海侵犯させ、日本はこれを「青いフネ」で監視しています。中国がちょっとその気になれば、海保巡視船との接触事故を起こし、外交カードとして使ってくるでしょう。
少し離れた海域には、中国海軍の艦艇がいるはずで、海保巡視船との交戦も考えられます。
非武装のフネを日本が攻撃したと、新たな火種を作るのはわかりきっています。
これを裏付けるように、国土資源部の幹部が「もし日本が尖閣諸島問題で挑発を続けるなら一戦も辞さない」と発言したとの報道もあり、尖閣諸島方面での軍事衝突は中国がその気になれば、いつ起きても不思議ではない状態にあります。
さらに、中国軍の現役高級幹部も同じような発言と、「沖縄は本来、琉球という王国だったが1879年に日本が強制的に占領。当時使われていた清国の年号と漢字などを捨て去った」などと指摘。そのうえで「琉球がどの国に帰属し日本がいかに占領したのか、詳しく見なければならない」「日本は琉球から退くのが当然だ」と語ったとされています。
都が尖閣諸島を購入するのもけっこうですが、相手は幻覚・幻聴・混乱・興奮など病的な国家を相手にしていることを忘れてはならないのです。
偶発的な戦闘など起こし、戦争になることは絶対に避けなければなりません。
相手は何でもやって来るルールなど関係ない国です。
日本の国内には、この病的な国家の国民が数多く滞在しています。
私は戦争を否定する気はありませんが、必勝の確信なき戦争は起こしてはならないのです。
勝てなくとも、絶対に負けないことが保障されるものでなければ戦争は回避すべきです。
何よりも、為政者は病的な国家が相手であることを認識しているのか。
そして、中国との領土紛争となれば韓国もこれに参戦してくる可能性も高まり、日米安保だけにとらわれず中国を包囲する外交を展開しなければならないはずです。
中国との領土問題を抱える東南アジア各国やロシアなども巻き込んだ、より実戦的な外交を展開しなければ、勝つどころか引き分けすら無理でしょう。
それを認識していますか、石原さん、野田さん。
日露戦争での日本海海戦で、連合艦隊参謀秋山真之中佐草案によるものとされています。「Z旗」として有名ですが、これは信号旗でアルファベットZを表すものですが、イギリスのネルソン提督が、1805年のイギリスとフランス・スペイン連合とのトラファルガーの海戦で、掲げたものです。
Z:アルファベット最後の文字=この戦闘に敗れれば後がないという意味で掲げたものです。
尖閣諸島が揺れています。
事の発端は、石原知事による東京都による尖閣諸島購入計画でしょう。
ここ数日の中国の反応は、9日アメリカ国務省高官が「尖閣諸島は『日米安保条約』の第5条が適用されるとして、1972年に米国が沖縄を日本に返還してから、尖閣諸島の施政権は日本に属す」と話したことを受け、11日に中国外交部報道官が「第二次世界大戦後、中国の領土である尖閣諸島を日本と米国間で密かに授受したことは不法であり無効だ」と非難しました。
報道官は「尖閣諸島は古くから中国固有の領土で、中国に主権があることは争う余地がない。第二次世界大戦後に、日米双方が、中国の領土である尖閣諸島を密かに授受したことは不法で無効な行為だ。『日米安保条約』は冷戦時代の産物であり、日米間双方の配置により、中国を含む第3者の利益を損なうべきではない。中国は、関係国がこの地域の平和と安定に有利な行動を取るよう望んでいる」
盗人にも三分の理とはよくいったものです。
どんなに筋の通らないことでも、その気になれば理屈はつけられるものだと感心してしまいます。
しかし、コメントに値するものではありませんので先に進みます。
口撃では反応の鈍かった日本に、中国はまたぞろ漁業監視船を使って領海侵犯させました。
識者は中国の監視船で中国公安部「中国海警」は中国海軍と深い関係にあるなどとわかったようなことを言っていますが、共産との一党独裁国家ですから、交通部の「海巡」、国土資源部の「海監」、農業部の「漁政」であろうと、すべては共産党のコントロール下にあり、元を手繰れば皆同じです。
ここで、中国の狡猾さが見えてきますが、これを指摘した識者の話を聞いた記憶がありません。
中国は非武装の「白いフネ」で領海侵犯させ、日本はこれを「青いフネ」で監視しています。中国がちょっとその気になれば、海保巡視船との接触事故を起こし、外交カードとして使ってくるでしょう。
少し離れた海域には、中国海軍の艦艇がいるはずで、海保巡視船との交戦も考えられます。
非武装のフネを日本が攻撃したと、新たな火種を作るのはわかりきっています。
これを裏付けるように、国土資源部の幹部が「もし日本が尖閣諸島問題で挑発を続けるなら一戦も辞さない」と発言したとの報道もあり、尖閣諸島方面での軍事衝突は中国がその気になれば、いつ起きても不思議ではない状態にあります。
さらに、中国軍の現役高級幹部も同じような発言と、「沖縄は本来、琉球という王国だったが1879年に日本が強制的に占領。当時使われていた清国の年号と漢字などを捨て去った」などと指摘。そのうえで「琉球がどの国に帰属し日本がいかに占領したのか、詳しく見なければならない」「日本は琉球から退くのが当然だ」と語ったとされています。
都が尖閣諸島を購入するのもけっこうですが、相手は幻覚・幻聴・混乱・興奮など病的な国家を相手にしていることを忘れてはならないのです。
偶発的な戦闘など起こし、戦争になることは絶対に避けなければなりません。
相手は何でもやって来るルールなど関係ない国です。
日本の国内には、この病的な国家の国民が数多く滞在しています。
私は戦争を否定する気はありませんが、必勝の確信なき戦争は起こしてはならないのです。
勝てなくとも、絶対に負けないことが保障されるものでなければ戦争は回避すべきです。
何よりも、為政者は病的な国家が相手であることを認識しているのか。
そして、中国との領土紛争となれば韓国もこれに参戦してくる可能性も高まり、日米安保だけにとらわれず中国を包囲する外交を展開しなければならないはずです。
中国との領土問題を抱える東南アジア各国やロシアなども巻き込んだ、より実戦的な外交を展開しなければ、勝つどころか引き分けすら無理でしょう。
それを認識していますか、石原さん、野田さん。
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