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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :04/29/04:05

01250800 奴はやはり天才だった ~橋下徹~

1929年、世界中に大恐慌の嵐が吹き荒れる中ドイツは苦境に立たされていました。

街には失業者らが溢れ、国民は不満に鬱屈した毎日を送っていました。

このような状態にアドルフ・ヒトラーが国家社会主義ドイツ労働者党を率い、これまでの政治家や政党の失政を批判しました。

ドイツの状況はイギリスやフランスなどによりドイツに過大な賠償金を課したからであり、このような外国勢力の言うがままになっている弱腰の政治家が原因だとしました。

このような弱腰の政治家の陰にユダヤ人たちがいると、何の根拠もない理論を展開させましたが、疲弊しきったドイツ国民には「期待」してしまったのです。




大阪市立桜宮高校の体罰問題にからみ、橋下市長が要求する今春入試での体育科の募集中止要求に、市教委は体育系の募集を中止し、普通科に振り替えて入試を行うことを決めました。

看板を架け替えただけのことですが、橋下はこれを称賛しているのですから笑わせてくれます。

この橋下の動きに誰も疑問を差し挟まないのは、橋下のやり方を容認しているということなのでしょうか。

考えてもみてください。

体罰は顧問である教師が行い、それを監督する学校(校長)、学校(校長)を管理監得する市教委とすべて「大人」の対応の拙さが問題を生んだにもかかわらず、なぜその責任を子供に押し付けるようなことをするのでしょうか。

それを要求する橋下は、いったい何の権限で市教委に圧力をかけたのか。

本来、教育は政治的中立性と安定性の確保が求められ、選挙で選ばれる市区町村長から独立した行政委員会として教育委員会が置かれ、教育委員会と市長は、それぞれの権限の範囲内で相互に対等であり独立にその事務を執行するのがあるべき姿です。

「言うとおりにしないとカネを出さない」などと言うのは常軌を逸したものです。

このような常軌を逸した行動であるにもかかわらず、国は「橋下」というネームバリューに何の批判もしていません。

子供の教育を受ける権利を奪い、それを自分の手柄であるかのような振る舞い。

橋下の手柄のように見えますが、橋下の強権政治の典型であり、橋下はヒトラーのような独裁政治を目指している証拠です。

驚くべきは、橋下の言動で批判されるべき立場の人間が批判されないという状況を生み出しました。

どこかの都知事にも居ましたよね、うだうだ言うなら国の管理下にしろとばかりに寄付を募り、島を購入するかに見せかけて慌てた国が横槍入れて買ったばかりに問題が大きくなってしまった件。

あの島々は日本固有の領土ですが、交渉するには様々な資料を揃え、相手に反論させないように準備をして事を起こすのが常識ある政治家のする事です。

激情に駆られて事を起こすのは、普通の人間でもろくなことになりません。政治家という立場ではなお更のことです。

この橋下市長の動きは、民主主義国家では絶対に容認できるものでありませんし、容認することは民主主義を否定することにもつながる危険なものです。

橋下が政治家としてメディアに登場し続けることは、大阪の終わりではなく日本の終わりを意味しています。

自分をよく見せる演出は天才的であっても、それは決して我々にプラスになるものではありません。

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