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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :05/17/15:54

08210700 壊れていく教師たち

福島県の学校の先生たちか子供たちに暴言を吐いているという記事を目にしました。

福島県の小中高校の先生方すべてではないのはお断りするまでもありませんが、私はあまりにもサラリーマン化した先生の存在が、このようなあってはならない事態を招いていると憂慮しています。





暴言とはされていますが、こうした言葉がほんとうに子供たちに向かって吐かれたとは信じられません。

中学の社会科の先生が「できれば君たちは結婚しないようにしましょう」「子供も産まないほうがいいです」と言い、怒った女子生徒に「じゃあお前ら、これからやっていく自信あんのか」だそうです。

これは暴言ではなく人権を無視した差別発言です。

高校の先生は「福島の人間は政府に棄てられたんだ」「われわれは実験台なんですよ。君たちは放射能の実験台なんです」。

ほんとうに子供たちに向かって言われた言葉なのでしょうか。これは、暴言というよりも放射能差別であり、人権を無視した言葉です。

放射線対策の指導法など国や県は具体的な指示は出していないそうですが、だからと言って自分たちの不安を子供たちにぶつけていいということにはなりません。

これでは、いかに過酷な状況とはいえ、ストレスの発散を子供たちでしているだけです。

先生、教師という立場の資質が疑われる発言であり、人間性も問題を抱えてしまっている状態です。

ある高校の教諭は「福島は安全な状態ではない。窓を閉めて、マスクをつけたほうがいい」と授業中に生徒に話したら、校長から「生徒に不安を与えるようなことを言ってはいけない」と叱責されたそうです。

当然だと思います。安全を呼びかけるなら、情緒的訴えではなく科学的に訴えるべきです。相手は子供ですから、具体的にどう対応すればいいか冷静に伝えるべきではないでしょうか。

これでは、自分の不安を生徒に押し付けているだけです。

この先生は教諭生活25年のベテラン先生でしたが、この7月で退職したそうです。本人は「安全を呼びかけることもできないなんておかしな話でしょう」と言っていますが、自分の不安を解消するために生徒を見棄てて一学期で退職した疑いさえ浮かびます。

放射線対策の指導など国や県が現場に指示していないことは問題です。しかし、これを理由にして子供たちの人権を踏みにじるような発言をしていいわけではありませんし、指示を待ち続けるだけが、子供たちと向き合う教師のすることなのでしょうか。

放射線は何を恐れ(気をつけて)、何を恐れなくて(気をつけなく)いいのか、国や県が動かないのであれば、それを嘆くのではなく行動すべきではないでしょうか。

それが次代を担ってくれる子供たちに、大人がすべきことなのではないでしょうか。

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