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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :11/28/23:48

03290800 北朝鮮ミサイル<増税 日本の恥さらし!

まず、メディアをはじめ核セキュリティサミットに誤解があるようです。

「核なき世界」を就任当初より訴えているオバマ大統領ですが、「核なき世界」を実現させるために核セキュリティサミットを開いているわけではありません。

核セキュリティサミットの発端となったのは、アメリカ国防総省から出された「核態勢の見直し(NPR:Nuclear Posture Review)」で提唱されたものを実行しているだけです。





NPRの重要な目標として
1 核不拡散と核テロリズムの防止。
2 アメリカの国家安全保障戦略における核兵器の役割を低下させる。
3 より低い核戦力のレベルで、戦略的抑止と安定を維持する。
4 地域の抑止を強化し、アメリカの同盟国やパートナー国を安心させる。
5 核兵器の安全性と効果を維持する。
以上を重要目標としています。

「核兵器の役割を低下させる」という表現には目が止まりますが、どこにも「核廃絶・廃棄」は謳われてはいません。

項目1の「核不拡散と核テロリズムの防止」を基に、核セキュリティサミットが開かれましたが、おわかりのようにオバマ大統領の訴える「核なき世界」から核セキュリティサミットが開かれているわけではないのです。


さて、我が国の野田首相殿ですが…何しに行ったのやら???

滞在は18時間、演説では「想定外を想定する重要性」など福島原発事故の教訓を披瀝したようですが、〝全電源喪失〟を想定するように9.11以降アメリカからお達しがあったにもかかわらず、我が国政府・経産省・文科省が鼻で笑って終わらせてしまったことをご存知ないようです。

9.11以降、原発警備に武装要員を配置するようアメリカ政府から意見が出されていましたが、これもまた日本側は蹴飛ばしていますが、その言い訳がふるっています。「銃の所持は法律違反」だそうです。

そんな国が、原発事故で「想定外を想定する」などと言っても、日本では評価されるかも知れませんが、ほかの国の首脳にとっては一国の首相の披瀝以下、題目を唱えるだけの坊主くらいにしか映らなかったことでしょう。

原発警備に治安要員の増強や巡視態勢の強化を打ち出したそうですが、その中身は警察官200人増員? 海保高性能巡視船による警備強化? 警察と陸自、海保と海自の共同実動訓練? 題目を唱える坊主以下です。

日本の原発稼動施設だけで18ヶ所、警察官200人とは1施設当たり11人程度の増強?

まさか、襲撃されて緊急展開させるとでもいうのでしょうか。数字だけ出して、何をどうするかは首相殿の頭の中には無く、警察官僚が描いている絵図が200人と言わせたのでしょう。政治主導はどこへやら。

巡視強化ではなく、常識的には警備要員の常駐だと思うのですが…原発事故を経験してもなおこの体たらくですから、やはり日本で原発を稼動させるのはいつ爆発するかわからない時限爆弾を抱えて生きていくようなものです。

内容もさることながら、滞在18時間で慌てて帰って国内問題の党内増税議論の処理に当たるとは、呆れてしまいます。

確かに増税を考える時期はとっくに来ていますが、北朝鮮のミサイル問題や核開発問題など、ご近所付き合い程度で外交問題を片付けようなどと虫が良すぎです。

野田さん、また厚顔無恥・無能さを出してしまった核セキュリティサミット参加でした。

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