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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :05/17/17:56

11250800 中国海軍対抗策

中国人民解放軍海軍の艦隊が、沖縄本島と宮古島の間の公海を、東シナ海から太平洋に向けて通過しました。

ルージョウ型/旅洲型駆逐艦(051C型駆逐艦)など4隻と補給艦、情報収集艦など6隻とされています。






近年、中国海軍の兵力の増強は、「空母」のみに着目されていますが、これまで沿岸艦隊であったものが一気に外洋艦隊へと変貌を遂げました。

水上部隊にとって潜水艦戦力増強は非常に効果的であり、平成23年度以降に係る防衛計画の大綱での潜水艦増強は正しい選択といえます。

水上艦艇にとって、水面下から接近する潜水艦を探知し撃破するのは高い技術力と経験が必要です。優秀な航空戦力や高い防空能力があっても、潜水艦の跳梁跋扈を許せば、かつて日本が味わった潜水艦による苦渋を舐めさせられることになります。

潜水艦戦能力が高ければ、魚雷による攻撃やチョーク・ポイントへの機雷の敷設などが容易で、冷戦時代にアメリカが日本に対し高い対潜能力を求めたのはソ連潜水艦部隊への対抗が目的でした。

現在、海上自衛隊が運用・取得中の新型通常動力型潜水艦である「そうりゅう」型は、スターリング機関を採用しました。

そうりゅう型は、そうりゅう(SS-501)、うんりゅう(502)、はくりゅう(503)が運用され、けんりゅう(504、24年度3月竣工予定)、ずいりゅう(505、25年度3月竣工予定)、506、507が建造中です。

SS-505以降の艦に主蓄電池としてリチウムイオン蓄電池を搭載する予定ですが、財政難からリチウムイオン電池の搭載の目途が立っていません。

潜水艦戦力を正しく理解し、それが正しく運用されれば、中国海軍に対抗する大きな戦力となり得ます。

民主党さん、政府の最大の責務は国民の生命と財産を守ることにあります。お忘れなく!

そうりゅう型は水中排水量4,200tと通常動力型潜水艦としては世界最大です。前型であるおやしお型と同じ葉巻型です、舵に水中運動性に優れたX舵を採用。吸音タイルが艦全体に取り付けられています。

スターリング機関により、約14日間の潜航が可能となっています。

艦首上部に上下二段四門の魚雷発射管があり、89式魚雷とハープーン、機雷の発射が可能となっています。ハープーンはブロックⅡが搭載されている模様で、対艦だけでなく対地攻撃も可能となっています。

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