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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :05/05/17:24

09190800 中国人民の皆さん誤解で~す!

日本政府による沖縄県尖閣諸島の国有化に抗議するデモが、中国の各地で広がりを見せています。

しかし、中国共産党政府は相変わらず守るのは北京の日本大使館だけ。ほかはやりたい放題のまま。

でも、中国人民の皆さんは大きな誤解をしているようです。





東京都と地権者の間で購入交渉が進められていましたが、急転直下、国による購入が決まりました。

私は東京都による購入に疑問を呈していましたが、民主党政権は横槍を入れて尖閣諸島を購入し、尖閣諸島を塩漬けして中国を刺激しないようにするために購入した疑いがあります。

都は最低でも「船だまり」を作る構想を持っていました。しかし、国は尖閣諸島に「何も作らない」と明言しており、これでは中国の望む形で落着させようとするのがミエミエです。

民主党政権は、中国の望む形にするために20億を超える税金を使ったのです。都が購入していれば、何らかの施設が建設されたでしょうし、そのために島への上陸も行われ中国を刺激します。

しかし、国が購入して「何も作らない」のであれば、現状維持のまま尖閣諸島は凍結することができるのです。

つまり、民主党政権は中国の国益に寄与するために尖閣諸島を購入したことになるのです。

東日本大震災の復興もままならないのに、予備費から20億円超を注ぎ込んだのです。

国の購入は、すでに中国の前にひざまずき許しを請うのと同じです。

永年にわたり不法占拠を続ける島根県の竹島のように、韓国を見習って半永久的施設を建設し実効支配をするのがベストな選択です。何もせず放置するのは、かつての自民党と同じで、気がついたら何もかも奪われていたなどという間抜けな話になりかねないのです。

竹島、尖閣諸島の問題で他人事のように民主党を批判する自民党ですが、自民党が政権の座に就いたところで、永年放置した竹島のように事態が好転するはずなどあり得ません。

タカ派が歓迎される傾向にあり、安倍晋三元首相が自民党の総裁選に臆面もなく立候補しましたが、口にする言葉は勇ましく耳に心地よいものではありますが、考えてみてください。安倍さんは、自衛官の定数削減問題を在任中に何らかのアクションを起こしましたか?

安倍さんが幹事長時代の2004年の中国人尖閣上陸で、何をしましたか?

民主党も自民党も、政治家は耳に心地よい話はしますが、一皮剥いたら同じ穴のムジナなのです。

現状のまま中国が恫喝をするのであれば、また前のようにレアアースを売らない、日本人ビジネスマンの不当な身柄拘束などしてくるでしょう。

しかし、ベトナムやオーストラリアなどでの生産も始まるはずで、レアアースでひるむことなどないのです。

それだけではありません。北朝鮮にカネと技術を注ぎ込み、レアアースを生産し輸出させることも韓国へのプレッシャー、中国への逆王手となり、将来的には北朝鮮の核技術も導入を検討するなどとぶち上げて中国・韓国を恫喝すべきです。

彼らは力の信奉者ですから、弱者にはとことんいじめる傾向が強くあります。力には力で対応する、これが中韓両国に対する対応なのです。

中国の理屈では、尖閣諸島は過去において台湾を日本が統治していた時代、台湾在住の日本人と沖縄の漁民が共同で開発した漁場です。

中国の論法では、台湾は「我が領土」ですから尖閣諸島で領有権を主張しているのです。

台湾は中国寄りの馬英九氏が総統であるため、とかく尖閣諸島で中国と歩調を合わせた発言をしますが、台湾国内は独立維持派と親中派が存在し、ここは台湾と手を組んで台湾を日本側に引き込めるでしょう。

中国人民の皆さん、尖閣諸島は日本政府は何かをしようとは思ってもいません。あなたたちが熱くなるのは、政府が煽動するインターネットに乗せられているだけなのです。

そして、日本の皆さん、中国の論法を許しておけば次は沖縄を我が物にするために行動に移すでしょう。それを肝に銘じておかなければなりません。

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