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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :11/25/00:04

11210800 バカに就ける薬

外交行事とカネ集めパーティーを天秤に掛け、カネ集めパーティーを優先させた一川防衛相ですが、この程度の人間の首を切れないのでは、野田は「バカなノダ!」か「バカな野田!」なのか、あまりのバカさ加減に頭を抱えてしまいます。

外交と身内のカネ集め、どちらが優先されるかは私が説明するまでもありません。コソコソやれば、後ろめたさがあったのかとも思ってやることができますが、一川は底なし沼のようなバカで、「ブータン国王が来て宮中で催し物があるが、私はこちらの方が大事だ」と自慢しているのです。まあ、素人とシビリアンコントロールを理解していないバカですから、当然と言ってしまえば当然のことです。

子分がこの程度なら、やはり親分も似たり寄ったり。

輿石民主党幹事長は、一川のバカ(な行動)を「大臣自身も考えての行動であると思うし…」と擁護したかのような発言をしたつもりなのでしょうが、幹事長が外交よりもカネ集めパーティーを優先させたことに、何ら問題意識すら持っていないことを自ら語るというバカさ加減を遺憾なく発揮しています。





大メディアは、あまり大きく扱っていませんが、「東日本大震災後初の国賓」であり、親日国家・親日国王であるブータンの国王が来日しての皇室による公式晩餐会を蔑ろにするとは、左翼でも何でもかまいませんが、日本を代表する閣僚の一人として許されるものではありません。そして、これを問題視しない野田民主党政権の本当の姿が透けて見えてきます。

一川は「軽率だった。申し訳なく思い、反省している」と陳謝したとされますが、陳謝とは正しくは事情を説明してわびることですので、これは陳謝ではなく謝っただけです。陳謝としたのが軽薄な国語の知識のある人間が考えたもので、謝罪にすれば「罪や過ちをわびる」ことなので、一川は非を認めたことになります。だからといって陳謝を使ったのは失敗です。事情の説明もなく反省したのでは、反省などサルだってできることです。一川は素人どころかサルと同等になってしまったのです。

一川のバカさ加減は目を覆いたくなるばかりです。

謝って記者に引責辞任を突っ込まれて、「自分の任務はしっかり責任を持ちやっている」と語りました。カネ集めパーティーに出席することに、何の責任があるというのでしょう。バカは死んでも治らないそうですが、まさにこの人は治りそうな気配すらありません。

私がもっとも問題だと思うのは、外交と身内のカネ集めを天秤に掛けて、身内のカネ集めに馳せ参じたセンスです。

一川流に言えば、素人でさえどちらが優先される問題であるかわかります。それを、国の国防を預かる大臣が全く理解していないことです。

事実、アメリカは東アジア戦略の転換を公にしました。

アメリカとオーストラリアがアメリカ海兵隊の駐留で合意し、アメリカの対中シフトが実戦(有事)を想定したものに変わりつつあるというのに、一川も野田も何らアクションすら起こしていませんし、危機感すら持っていないようです。

沖縄や日本に駐留するアメリカ軍をオーストラリアまで引き、中国による奇襲やミサイル攻撃から残存性を高めるのが目的です。素人だってわかりそうなものです。

アメリカの対中シフトの変化は、日本は今後、中国からの武力行使を想定した防衛態勢の構築を急がねばなりません。防衛省/自衛隊だけでなく、中国からの距離を考えると民間にも態勢を敷くべきでしょう。

蓮舫は携帯電話を使ったとして批判されていますが、一川以下の個々人のマナーの問題でコメントする気にもなりません。

本人は、国王、皇太子殿下の御前では使用していない=配慮していたと釈明していますが、公式な場で控えの間、カクテルパーティーであったにせよ、たかが行政刷新担当大臣が、携帯電話で話さなければならない急を要する突発的事情などあり得ません。急を要する事項であれば、秘書を通じて連絡がなされるはずです。

禁煙席で禁煙・離煙パイプを咥えて、「これはタバコではないからいいだろう!」と言っているようなもので、今更ですが蓮舫もまた民主党おバカグループの一角を占めています。

バカに付ける薬はないといいますが、薬がないのであれば、遠慮なく私たちはこいつらに「ノー」を突きつけなければなりません。もう、一刻の猶予もありません。

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