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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :03/01/01:48

09220800 ドジョウだ泥臭いだと言っている暇はない!

世界は絶え間なく脈動を続けています。

日本周辺で挑発するかのようなロシア軍の演習、米国の米中関係に配慮して台湾への新型F-16売却見送りなど、東アジアは中東以上のドラスティックな展開を見せています。

ドジョウだ、泥臭いなどと言っている暇などないのです。






産経新聞ではロシア軍の演習を神経質に報じていますが、私はあまりこの演習に過敏になっていません。だからといって海自の情報収集機の飛行や、空自のスクランブルは妥当だと考えています。

ロシアは資源輸出で外貨獲得に成功し国力が回復、予算が潤沢になったロシア軍は07年から戦略爆撃機による長距離偵察を再開させ、原子力潜水艦の展開も活発におこなってきました。

ロシアが衰退している間に、中国は世界中で我が物顔でのし歩き、資源開発に積極的に取り組み、北極圏での開発にも関与を表明するまでになり、東日本大震災では〝戦えない軍隊〟の自衛隊が、驚異的な展開を見せ侮れない存在であることがわかり、アメリカも日本救援に高い展開能力を見せ付けられ、ロシアにとっては頭痛の種ばかりが増えていた状態で、「大国ロシア」復活をアピールするために、最高の見せ場を演出したかったのだと思います。

ロシア軍にとって、自衛隊が「脅威」に映ったのだと私は見ています。

日本は北東アジアに位置し、海に囲まれた孤立した海洋国家です。日本はニコラス・スパイクマンによりランド・パワーとシー・パワーが対決するリムランドの東の端に位置していることがわかります。日本はロシア、中国、朝鮮半島、台湾に部隊を展開させるには絶好のポジションにあるのです。

ロシア、そして中国も「力」を唯一絶対の存在とし、弱大した国家に牙を剥くことが当然としています。

ロシア復活劇を見せられているわけですが、民主党政府は明確な不快感をロシアに伝えるとともに、対策を講じなければなりません。

しかし、現実を見るとドジョウ宰相は井の中のドジョウ状態。国民のための政治を動かすよりも、党内をまとめるのを優先させています。外交安全保障上、何のアクションも起こさないのは日本の将来を誤まらせることに繋がります。

断固たる態度でロシアに臨まなければ、漁夫の利を得ようと中国も南で蠢き出すのは必至です。

自衛隊の高い能力を評価していただいたのは、大変結構なことですが、その評価を得た自衛隊を使い切れない政府では宝の持ち腐れというものです。

民主党さん、学芸会程度で外交問題処理はできません。外務当局も、もっと勉強が必要です。

ロシアはフランスから強襲揚陸艦を導入し、太平洋艦隊に配備すると見られています。冷戦後、新たな緊張状態が北方で現出しようとしているのです。

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