憂い next ver.
新・元自衛官の憂い
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02281602 | [PR] |
09260800 | トモダチから浮かぶ日本の未来 |
トモダチ作戦は、米国の徹底した人道主義と西太平洋方面(日本)有事の作戦行動の存在をまざまざと見せ付けてくれました。
一人の日本人として米国と米国民に深く感謝するのは当然ですが、未曾有の災害とはいえ、先進国の一員である日本が、自国の災害で他国からの側面支援ではなく、正面での共同対処という形になったのは、国家として恥ずべきものであり、国防を米国任せにしてきたツケが露呈したと思っています。
第二次世界大戦後の日米関係は、日本の強い米国依存と、大きな米国への反発がありました。依存は甘えであり、反発は自立ではなく、安全神話と同じ発想の武力を持たないことが戦争を回避できるという現実逃避型の発想が生んだ主張で、国防という主権国家の義務及び権利を、左右対立のイデオロギー対立にすり替えてしまいました。
米国の存在があればこそ、こうした宗派対立のようなことができたの米国の存在があったからだと気付くべきです。
私は東日本大震災までは嫌米・疑米でした。
国益のために、米国は日本を無条件で防衛するとは到底信じていませんでした。しかし、トモダチ作戦は、日本有事を想定した作戦計画が存在したからこそスムーズに展開できたのは説明するまでもなく、これは、新鮮な驚きであり、新たな懸念も抱かせることになりました。
それは、中国の軍拡です。
日本の安全保障上、中国の軍拡は大きな脅威です。そして、日本有事となった場合、米国が軍事行動を起こすとなれば、これまでの態勢を変える可能性も生みました。
米中の衝突となった場合、在日米軍基地は中国の近・中距離弾道ミサイルにより数時間で無力化される可能性が高く、在日米軍はグアム・ハワイ・豪州方面に再配備されることが予想されます。グアム・ハワイを攻撃したとなれば、米中の直接的衝突となり、豪州の米軍基地攻撃には、最終的選択肢である長距離弾道ミサイルの攻撃となり、これも米中の直接対決へとつながり、そうしたことを避けるため、日本から移転される可能性が高まっています。
こうした移転は、米中の直接対決を避けるだけでなく、米国の軍事的優位を維持することからも非現実的なものではありません。
もし、日本から米軍の移転・再配備が実行されれば、日本は独自に主体的な軍事行動を起こさなければならなくなります。
将来を見据え、日本は何をしなければならないのか。
第一に新しい枠組みでの集団的自衛権行使を模索することです。
まず、憲法を改正し集団的自衛権行使を可能とすること。日米安保条約により、日本の有事に米国の人々に血を流すことを求めるだけでなく、米国の有事に日本人も血を流す覚悟を持つことです。対等な日米関係を築き、盲従・追従から脱却すること。
集団的自衛権の行使は、新たな安全保障体制を築けることにもなり、中国包囲網の構築も可能となります。
第二に、武器輸出三原則を見直し、武器の共同開発や武器供与などが可能とすることです。
こうしたことを書くと、左的思考の強い人には、保守・右的思考が強いと指摘されるでしょうが、東日本大震災でわかったように、世界中が日本に大きな期待を持っていることに応える時なのです。
米国の陰でコソコソするのではなく、日本が主体となって行動すること。これが、何よりも重要なことです。
第三に、新しいエネルギー政策を模索し世界をリードし、脱原発から核廃絶へと繋げる道筋をつけることです。
宗教のような脱原発、イデオロギー対立の脱原発ではなく、人間だけでなく地球の未来のための安全を約束する新しいエネルギー政策を掲げ、これを核兵器廃絶に繋げ、世界の支援を得ることです。
私はこうした考えは夢や理想、イデオロギー的なものとは思いません。日本の未来を考えると、こうしたことは必然的に求められるものと確信しています。
一人の日本人として米国と米国民に深く感謝するのは当然ですが、未曾有の災害とはいえ、先進国の一員である日本が、自国の災害で他国からの側面支援ではなく、正面での共同対処という形になったのは、国家として恥ずべきものであり、国防を米国任せにしてきたツケが露呈したと思っています。
第二次世界大戦後の日米関係は、日本の強い米国依存と、大きな米国への反発がありました。依存は甘えであり、反発は自立ではなく、安全神話と同じ発想の武力を持たないことが戦争を回避できるという現実逃避型の発想が生んだ主張で、国防という主権国家の義務及び権利を、左右対立のイデオロギー対立にすり替えてしまいました。
米国の存在があればこそ、こうした宗派対立のようなことができたの米国の存在があったからだと気付くべきです。
私は東日本大震災までは嫌米・疑米でした。
国益のために、米国は日本を無条件で防衛するとは到底信じていませんでした。しかし、トモダチ作戦は、日本有事を想定した作戦計画が存在したからこそスムーズに展開できたのは説明するまでもなく、これは、新鮮な驚きであり、新たな懸念も抱かせることになりました。
それは、中国の軍拡です。
日本の安全保障上、中国の軍拡は大きな脅威です。そして、日本有事となった場合、米国が軍事行動を起こすとなれば、これまでの態勢を変える可能性も生みました。
米中の衝突となった場合、在日米軍基地は中国の近・中距離弾道ミサイルにより数時間で無力化される可能性が高く、在日米軍はグアム・ハワイ・豪州方面に再配備されることが予想されます。グアム・ハワイを攻撃したとなれば、米中の直接的衝突となり、豪州の米軍基地攻撃には、最終的選択肢である長距離弾道ミサイルの攻撃となり、これも米中の直接対決へとつながり、そうしたことを避けるため、日本から移転される可能性が高まっています。
こうした移転は、米中の直接対決を避けるだけでなく、米国の軍事的優位を維持することからも非現実的なものではありません。
もし、日本から米軍の移転・再配備が実行されれば、日本は独自に主体的な軍事行動を起こさなければならなくなります。
将来を見据え、日本は何をしなければならないのか。
第一に新しい枠組みでの集団的自衛権行使を模索することです。
まず、憲法を改正し集団的自衛権行使を可能とすること。日米安保条約により、日本の有事に米国の人々に血を流すことを求めるだけでなく、米国の有事に日本人も血を流す覚悟を持つことです。対等な日米関係を築き、盲従・追従から脱却すること。
集団的自衛権の行使は、新たな安全保障体制を築けることにもなり、中国包囲網の構築も可能となります。
第二に、武器輸出三原則を見直し、武器の共同開発や武器供与などが可能とすることです。
こうしたことを書くと、左的思考の強い人には、保守・右的思考が強いと指摘されるでしょうが、東日本大震災でわかったように、世界中が日本に大きな期待を持っていることに応える時なのです。
米国の陰でコソコソするのではなく、日本が主体となって行動すること。これが、何よりも重要なことです。
第三に、新しいエネルギー政策を模索し世界をリードし、脱原発から核廃絶へと繋げる道筋をつけることです。
宗教のような脱原発、イデオロギー対立の脱原発ではなく、人間だけでなく地球の未来のための安全を約束する新しいエネルギー政策を掲げ、これを核兵器廃絶に繋げ、世界の支援を得ることです。
私はこうした考えは夢や理想、イデオロギー的なものとは思いません。日本の未来を考えると、こうしたことは必然的に求められるものと確信しています。
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