憂い next ver.
新・元自衛官の憂い
ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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09220814 | [PR] |
07040700 | ガイガーカウンター |
福島原発事故で放射線不安が広まっています。
この不安でガイガーカウンターが買い漁られ、巷間ではガイガーカウンター・バブルが起きています。
ネット上でガイガーカウンターの販売を見ると、自動車部品販売、衣料品販売、人材派遣業、広告業など様々な業種からガーガーカウンター・バブルに乗ろうと販売しています。無節操ぶりはまさに〝バブル〟です。
買って安心、見て安心のガイガーカウンターかもしれませんが、私はガイガーカウンターがこうまで広まるとかえって不安になります。
ガイガーカウンターとは、ガイガー=ミューラー計数管(GM管)が正式な名称で、『放射能の強弱を放射線量として数値で表示できる』ものです。
管(筒)にアルゴンなどの不活性ガスを封入し、中心部に電極を取り付け高電圧をかけます。管に放射線が入ると、不活性ガスが電離(イオン化)されて生じる電流を計測して放射線量を測定します。
利得が非常に高く、大きな信号を得られる反面、この電流の強さ=放射線エネルギーと比例関係ではなく、放射線の持つエネルギーを測定することはできません。
ガイガーカウンターは、「放射線の数」を測定するもので、放射線の強さを測定するものではないということを知らなければなりません。
ニュースや一部の自治体が公表する測定値「ベクレル(Bq)」が、ガイガーカウンターで測定された数値がこの「ベクレル」です。
一部のブロガーが、ガイガーカウンターで計測した数値「mSv(ミリシベールト)」を公表していますが、ガイガーカウンターではSv(シーベルト)は測定できません。中にはcpmで表示するものもありますが、これは「ベクレル」と同じ線量を表すものです。
平たく言えば、放射線量<Bq・cpm>は測れますが、人体に影響する生体被曝量<Sv>は測れないのです。Sv表示のあるものは、一定の計算式が組み込まれ、測定したBqを元に〝推計〟された数値なのです。
ここで「ベクレル」と「シーベルト」の違いを説明します。
ベクレルとは、物質が1秒間に何個の放射線を出すかを表す単位です。シーベルトは、人体が放射線により影響を表す単位です。
シーベルトは放射線の種類によって影響が違い、その違いを考慮して補整して数値化します。例えば、同じβ(ベータ)線でも線源からの距離などの条件によりエネルギー量が違い、それらも測定しなければ正しい値は出ません。
こうした情報を流すと、「政府の犬」と呼ばれ袋叩きに遭いますが、裏の事情を知る身としては〝よく言うよ!〟というのが感想です。
放射線量の危険を声高に訴えているのは反原発団体が中心です。
例えば、放射線に対し「心配ない」と論ずるのは、反原発団体には攻撃材料として格好の存在です。批判する相手が出てくれば、口汚く罵り自分の主張が正しいことを訴えられる材料になります。
組織であれば、反対派の存在は組織の存在を正当化する材料となり、裏では手を結んでいる場合もあり得ます。
大規模施設の建設などは、その典型です。
自衛隊であれば日本に対し軍事的圧力を加える国がなくなれば、自衛隊の存在意義はなくなります。警察も犯罪がなくなれば(あり得ない話ですが)、その存在意義はなくなります。警察の公安担当など、極左・極右・暴力団がある程度活動してくれないと、装備予算など減らされることになり、ある程度の極左・極右・暴力団などが活動を望んでいる面もあるのです。
原発に関しても、反原発団体は原発がなければ存在意義がなくなり、不安を煽らない意見が存在しなければ存在意義が薄らいでしまいます。
こうして考えると、放射能不安を煽る派と煽らない派は、持ちつ持たれつの存在なのです。
この不安でガイガーカウンターが買い漁られ、巷間ではガイガーカウンター・バブルが起きています。
ネット上でガイガーカウンターの販売を見ると、自動車部品販売、衣料品販売、人材派遣業、広告業など様々な業種からガーガーカウンター・バブルに乗ろうと販売しています。無節操ぶりはまさに〝バブル〟です。
買って安心、見て安心のガイガーカウンターかもしれませんが、私はガイガーカウンターがこうまで広まるとかえって不安になります。
ガイガーカウンターとは、ガイガー=ミューラー計数管(GM管)が正式な名称で、『放射能の強弱を放射線量として数値で表示できる』ものです。
管(筒)にアルゴンなどの不活性ガスを封入し、中心部に電極を取り付け高電圧をかけます。管に放射線が入ると、不活性ガスが電離(イオン化)されて生じる電流を計測して放射線量を測定します。
利得が非常に高く、大きな信号を得られる反面、この電流の強さ=放射線エネルギーと比例関係ではなく、放射線の持つエネルギーを測定することはできません。
ガイガーカウンターは、「放射線の数」を測定するもので、放射線の強さを測定するものではないということを知らなければなりません。
ニュースや一部の自治体が公表する測定値「ベクレル(Bq)」が、ガイガーカウンターで測定された数値がこの「ベクレル」です。
一部のブロガーが、ガイガーカウンターで計測した数値「mSv(ミリシベールト)」を公表していますが、ガイガーカウンターではSv(シーベルト)は測定できません。中にはcpmで表示するものもありますが、これは「ベクレル」と同じ線量を表すものです。
平たく言えば、放射線量<Bq・cpm>は測れますが、人体に影響する生体被曝量<Sv>は測れないのです。Sv表示のあるものは、一定の計算式が組み込まれ、測定したBqを元に〝推計〟された数値なのです。
ここで「ベクレル」と「シーベルト」の違いを説明します。
ベクレルとは、物質が1秒間に何個の放射線を出すかを表す単位です。シーベルトは、人体が放射線により影響を表す単位です。
シーベルトは放射線の種類によって影響が違い、その違いを考慮して補整して数値化します。例えば、同じβ(ベータ)線でも線源からの距離などの条件によりエネルギー量が違い、それらも測定しなければ正しい値は出ません。
こうした情報を流すと、「政府の犬」と呼ばれ袋叩きに遭いますが、裏の事情を知る身としては〝よく言うよ!〟というのが感想です。
放射線量の危険を声高に訴えているのは反原発団体が中心です。
例えば、放射線に対し「心配ない」と論ずるのは、反原発団体には攻撃材料として格好の存在です。批判する相手が出てくれば、口汚く罵り自分の主張が正しいことを訴えられる材料になります。
組織であれば、反対派の存在は組織の存在を正当化する材料となり、裏では手を結んでいる場合もあり得ます。
大規模施設の建設などは、その典型です。
自衛隊であれば日本に対し軍事的圧力を加える国がなくなれば、自衛隊の存在意義はなくなります。警察も犯罪がなくなれば(あり得ない話ですが)、その存在意義はなくなります。警察の公安担当など、極左・極右・暴力団がある程度活動してくれないと、装備予算など減らされることになり、ある程度の極左・極右・暴力団などが活動を望んでいる面もあるのです。
原発に関しても、反原発団体は原発がなければ存在意義がなくなり、不安を煽らない意見が存在しなければ存在意義が薄らいでしまいます。
こうして考えると、放射能不安を煽る派と煽らない派は、持ちつ持たれつの存在なのです。
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