憂い next ver.
新・元自衛官の憂い
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03191655 | どっちつかずは嫌われます! |
東日本大震災後の5月頃だったと思います、
復旧すら進まない現状を憂え、「良いと思われる計画を、今すぐ強力に実行する方が、来週、完全な計画を実行するよりずっと良い」ということを書きました。
これは、アメリカ陸軍のパットン将軍の言葉です。
復旧すら進まない現状を憂え、「良いと思われる計画を、今すぐ強力に実行する方が、来週、完全な計画を実行するよりずっと良い」ということを書きました。
これは、アメリカ陸軍のパットン将軍の言葉です。
そんな言葉を送りたい人が、また民主党に現れました。菅から野田に看板を架け替えても、中身は変わっていない証拠です。
田中直紀防衛相は19日の参院予算委員会で、北朝鮮が長距離弾道ミサイル発射実験とみられる「衛星」打ち上げを予告したことについて「防衛相としては自衛隊法に基づき、首相の承認を得た上で弾道ミサイル等破壊措置を命ずることを考えている」と述べたのに対し、玄葉外相は、「(ミサイルが)沖縄などの南西諸島上空を通過する可能性は排除されないが、現時点で何かこうするとはっきり断言するのは適切ではない」と田中発言を修正しました。
いったい、野田民主党内閣はどう対処しようとしているのか全くわかりません。
そんな曖昧な態度ではなく、日本として何をどうするかハッキリと相手に伝えないと、カルト独裁国家ですから甘くみられるだけです。
対空ミサイルによる邀撃だけでなく、一つの方向性を示すことが、相手にメッセージが伝わるというものです。
玄葉外相の発言では、「アメリカの指示が出ていないもので…」と言っているように聞こえるます。
民主党のセンセイ方に参考にして欲しいのですが、2009年のミサイル発射実験で、自衛隊は自衛隊法第83条の3に定められた弾道ミサイル等に対する破壊措置命令で海自のイージス艦、空自の地対空ミサイルが緊急展開しましたが、予算措置の欠陥から、ミサイルを邀撃するはずのPAC-3が満足にありませんでした。「弾道ミサイルの切り札」などと持て囃されていますが、肝心の〝物〟が無いということが起きたのです。
現在はどのようになっているかわかりませんが、訳知り顔は一杯いますが、事実を把握しているセンセイは民主党には居ないでしょうから、09年と同じ事態となることでしょう。
「肝心の物が無い」のは、自衛隊では機密扱いですから、民主党センセイ方が知る由もないでしょう。
自衛隊の実弾射撃で、米軍はその練度の高さに驚きます。かつては米空軍の最新鋭戦闘機と我が航空自衛隊の戦闘機が模擬空戦を行い、米空軍の最新鋭機を撃墜してみせたり、陸自の実弾射撃では高い命中率をみせたりと、米軍は自衛隊の練度の高さを絶賛します。
しかし、現実はというと…予算の足りない自衛隊では1発の弾も無駄に出来ないものですから、日常の訓練から頑張っているんです。
東日本大震災で、テレビや新聞で見聞きされませんでしたか?
胴付き長靴、ゴム手袋、ヘッドランプなど自腹で買い揃えて被災地で災害派遣に任務に当たっていた隊員たちのことを。
たまに撃つ 弾が無いのが 玉に傷
こんな川柳があるくらいですから、自衛隊の本当の姿を理解してもらわないと、東日本大震災のような玉砕覚悟の任務を再び命じることになりますよ、民主党のセンセイ方。
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