憂い next ver.
新・元自衛官の憂い
ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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11262020 | [PR] |
10140800 | お前ら、責任もって言えよ! |
他への影響を考えず、思ったままを口に出す無責任な発言は顰蹙をかうばかりか、発言者の常識まで問われることになります。
震災・原発事故以来、無責任な発言が目立ちます。
宮城、岩手を訪れた松本龍復興担当相(当)が、暴言を吐きまくったのが記憶に新しいところです。
岩手県を訪れ、「九州の人間だから、何市がどこの県とか分からん」「本当は仮設はあなた方の仕事だ(仮設住宅の要望をしようとする達増知事に対して)」「知恵を出したところは助けるけど、知恵を出さないやつは助けない。そのくらいの気持ちを持って」などと岩手県知事に発言しました。
宮城県を訪れ知事に、被災した漁港を集約するという県独自の計画に対して「県でコンセンサスを得ろよ。そうしないと、我々は何もしないぞ。ちゃんとやれ」、応接室に知事が後から入ってきたことに対して、知事の前職が陸上自衛官であったため「お客さんが来る時は、自分が入ってからお客さんを呼べ。いいか、長幼の序がわかってる自衛隊ならそんなことやるぞ。わかった?」、極めつけは放言をしまくり、「今の最後の言葉はオフレコです。みなさん、いいですか、絶対『書いたらその社はもう終わり』だから」 。
放言に目をつぶっても、自衛隊に「長幼の序」とは常識があれば言えない言葉ですが、これを言い切ってしまうあたりが常識のなさの表れです。
長幼の序とは、年長者と年少者との間にある秩序のことで、自衛隊は階級社会ですので長幼の序がわからなくて当然なんです。
9月25日に行われたラグビー・トップイーストリーグで横河電気と釜石シーウェイブスの試合中に、横河電気の選手から試合中に「お前ら、震災で頭がおかしくなったんじゃないか」といった趣旨の暴言があり、関東ラグビー協会がこの暴言を吐いた選手を30日間の対外試合出場停止処分にされたことがわかりました。
試合中に熱くなり、暴言を吐くのは理解できますが、「震災」を持ち出すのは常識に欠いた発言であることは誰にでもわかることです。
サッカー・ベルギーリーグで、東日本大震災による津波で原発事故が起きた福島を川島選手に「カワシマ!フクシマ!」と揶揄するような野次があり大きな問題となりました。
韓国でのサッカーの試合では、「大地震をお祝い」などと無節操な横断幕が問題になりました。
大分県由布市で10日開催された「牛喰い絶叫大会」で、県畜産協会長の県議が「セシウム牛は要らない」と叫び問題になっています。
民主主義ですから、何を言うのも許されますが、発言の権利を主張するのであれば、発言に責任を持たなければなりません。権利と義務です。
最近では、一川防衛相が「防衛大臣になった折から、常に国民の目線で物事を判断したいということを常々言ってきたわけでございますけれども、まだちょっと十分、浸透していないと」と述べ、事故について「地域の住民に、いち早く事実関係を説明するという対応に、遅れ気味のところがあった」と述べ、住民や自治体への説明の遅れを反省すべきとの認識を示しました。
テレビニュースで、事も無げに語っていたのを見ましたが、「常に国民の目線で物事を判断したいということを常々言ってきた…十分、浸透していない」とは、自分が浸透させるのが職務ではないのでしょうか。
自分の責任を他人に転嫁するのは、民主党の常套手段ですが、国家の最高暴力機関のトップが責任転嫁するようでは、一川防衛相は不適任です。
笑いを取ろうとしたのでしょうが、「地域の住民に、いち早く事実関係を説明するという対応に、遅れ気味のところがあった」と、石川県小松市出身の一川が、「地域の住民」とは「自分の選挙区の住民」のこと「俺の選挙区の住民にさっさと頭を下げろ!」と言いたかったようです。
国民・国家の安全を預かる人間が、自分の選挙区の住民を尊重するのは…一川は防衛相失格だけでなく議員失格です。
異常な状態でも正常でいられることは尊敬されるものです。しかし、どのような異常事態に直面しても、沈着冷静な対応をしなければならないのは国民の生命・財産を守るべき人間です。
国会議員は「素人」ではありますが、そうした部分を超越してもらうために、憲法で特権が与えられ、私たちの血税から俸給が支給されているのです。
熱くなりスポーツの場で暴言を吐くのは理解できなくもありませんが、「議員」と名の付く特権階級の人たちがするのは、ただの責任転嫁・無責任さの表れでしかありません。
震災・原発事故以来、無責任な発言が目立ちます。
宮城、岩手を訪れた松本龍復興担当相(当)が、暴言を吐きまくったのが記憶に新しいところです。
岩手県を訪れ、「九州の人間だから、何市がどこの県とか分からん」「本当は仮設はあなた方の仕事だ(仮設住宅の要望をしようとする達増知事に対して)」「知恵を出したところは助けるけど、知恵を出さないやつは助けない。そのくらいの気持ちを持って」などと岩手県知事に発言しました。
宮城県を訪れ知事に、被災した漁港を集約するという県独自の計画に対して「県でコンセンサスを得ろよ。そうしないと、我々は何もしないぞ。ちゃんとやれ」、応接室に知事が後から入ってきたことに対して、知事の前職が陸上自衛官であったため「お客さんが来る時は、自分が入ってからお客さんを呼べ。いいか、長幼の序がわかってる自衛隊ならそんなことやるぞ。わかった?」、極めつけは放言をしまくり、「今の最後の言葉はオフレコです。みなさん、いいですか、絶対『書いたらその社はもう終わり』だから」 。
放言に目をつぶっても、自衛隊に「長幼の序」とは常識があれば言えない言葉ですが、これを言い切ってしまうあたりが常識のなさの表れです。
長幼の序とは、年長者と年少者との間にある秩序のことで、自衛隊は階級社会ですので長幼の序がわからなくて当然なんです。
9月25日に行われたラグビー・トップイーストリーグで横河電気と釜石シーウェイブスの試合中に、横河電気の選手から試合中に「お前ら、震災で頭がおかしくなったんじゃないか」といった趣旨の暴言があり、関東ラグビー協会がこの暴言を吐いた選手を30日間の対外試合出場停止処分にされたことがわかりました。
試合中に熱くなり、暴言を吐くのは理解できますが、「震災」を持ち出すのは常識に欠いた発言であることは誰にでもわかることです。
サッカー・ベルギーリーグで、東日本大震災による津波で原発事故が起きた福島を川島選手に「カワシマ!フクシマ!」と揶揄するような野次があり大きな問題となりました。
韓国でのサッカーの試合では、「大地震をお祝い」などと無節操な横断幕が問題になりました。
大分県由布市で10日開催された「牛喰い絶叫大会」で、県畜産協会長の県議が「セシウム牛は要らない」と叫び問題になっています。
民主主義ですから、何を言うのも許されますが、発言の権利を主張するのであれば、発言に責任を持たなければなりません。権利と義務です。
最近では、一川防衛相が「防衛大臣になった折から、常に国民の目線で物事を判断したいということを常々言ってきたわけでございますけれども、まだちょっと十分、浸透していないと」と述べ、事故について「地域の住民に、いち早く事実関係を説明するという対応に、遅れ気味のところがあった」と述べ、住民や自治体への説明の遅れを反省すべきとの認識を示しました。
テレビニュースで、事も無げに語っていたのを見ましたが、「常に国民の目線で物事を判断したいということを常々言ってきた…十分、浸透していない」とは、自分が浸透させるのが職務ではないのでしょうか。
自分の責任を他人に転嫁するのは、民主党の常套手段ですが、国家の最高暴力機関のトップが責任転嫁するようでは、一川防衛相は不適任です。
笑いを取ろうとしたのでしょうが、「地域の住民に、いち早く事実関係を説明するという対応に、遅れ気味のところがあった」と、石川県小松市出身の一川が、「地域の住民」とは「自分の選挙区の住民」のこと「俺の選挙区の住民にさっさと頭を下げろ!」と言いたかったようです。
国民・国家の安全を預かる人間が、自分の選挙区の住民を尊重するのは…一川は防衛相失格だけでなく議員失格です。
異常な状態でも正常でいられることは尊敬されるものです。しかし、どのような異常事態に直面しても、沈着冷静な対応をしなければならないのは国民の生命・財産を守るべき人間です。
国会議員は「素人」ではありますが、そうした部分を超越してもらうために、憲法で特権が与えられ、私たちの血税から俸給が支給されているのです。
熱くなりスポーツの場で暴言を吐くのは理解できなくもありませんが、「議員」と名の付く特権階級の人たちがするのは、ただの責任転嫁・無責任さの表れでしかありません。
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