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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :12/12/00:00

05090800 統合任務部隊 ~アンビリーバボー~

東日本大震災で、自衛隊初の陸海空混成による統合任務部隊が編成されました。

元高級幹部殿たちはあれこれ意見を語っているようですが、私は陸海空の統合任務部隊が編成されるなど信じられない思いで見守っていました。






以前にもご紹介しましたが、陸海空自衛隊を揶揄する言葉として以下のような言葉があります。

陸:用意周到 動脈硬化
海:伝統墨守 唯我独尊
空:勇猛果敢 支離滅裂

中の世界を知らない方には、理解できないかもしれませんが、自衛隊の飯を食った人間からみると、ピッタリ当てはまると納得できます。

それに、伝統といいますか有事の際の行動の違いからくる認識の差があります。

本土防衛は我が仕事と自負する「陸」は、何かにつけて「オレがオレが」となる傾向があります。「海」は船乗り気質と「海のことを知らないくせに」と陸・空を冷たくあしらいます。「空」は「お前らとは違い、こっちはマッハの世界だ」となり、陸海空が協同して任務に当たるのは、古い時代を知る私には信じられませんでした。

若い隊員たちには、給与の差もあってお互いに壁を作ってしまうのかもしれません。

給与の差というのは、陸海空で同年齢の隊員で比較すると、海自の隊員で艦艇に乗り組んでいると給与は手当などが加算され陸空自隊員よりも多くもらえます。それに、空自隊員でレーダーサイトなどに勤務していると、手当てが付きますので、陸自隊員とまた差が開きます。

それが、「国難」であり「助けなければならない人のため」と団結したことと、統幕長のカリスマ性が為し得た偉業だと私は思います。

海空自衛隊では、かつてゲリラ等の侵入を想定した演習を行っていました。

侵入してくるのは、近隣の陸自部隊で編成されたレンジャー有資格者の猛者ばかり。

ゲリラとなった陸自隊員は、海空基地に侵入し、ダンボール箱に仕掛けた時限爆弾を重要施設に次々とセットしていきます。とは言っても、箱に○時○分爆発と書かれているだけですが…。

爆発前に時限爆弾を発見できなければ、重要施設は壊滅的打撃を被り、基地運用ができなくなるため、基地防衛を担当する海空の隊員たちも必死です。

演習によっては空砲の使用が許可され、いろいろな手段を用いて基地防衛の海空隊員を翻弄します。攻撃する陸も、守る海空も日頃の鬱憤を晴らそうと必死になります。

こうした空気・文化・思考の違いを乗り越え、それぞれがそれぞれに与えられた任務を遂行したのが東日本大震災での災害派遣活動でした。

昔を知る者としては、統合任務部隊が発災から3日で編成され部隊行動ができたのは、信じられないどころか奇跡に見えました。

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