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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :03/01/09:01

09181000 ドジョウよ身をもって範を示せ!

日本製紙石巻工場が震災から立ち上がりました。

復旧までの道筋は、民主党政権が手本とすべきものだと私は思います。





巨大津波により、工場は水浸し、構内には大量の瓦礫が流れ込み、出荷を待っていた巻き取り紙は周辺の道路に散乱していました。被災地の映像でご覧になられた方も少なくないと思います。発災当初、工場には1,306人が勤務していましたが全員無事でしたが、約400名の社員の自宅が津波で破壊されました。

甚大な被害が明らかになるにつれ、石巻市内に「工場閉鎖」の噂が流れたそうです。

石巻では最大の雇用先であり、工場が閉鎖されると地域全体に影響が出ることから、そうした不安が先に立ち噂が広まったものと思われます。

私が驚いたのは、5月になり日本製紙の全役員が石巻に入ったことです。社長の陣頭指揮の下、「現地に身を置いて考えるべき」との社長の判断で実行されました。

プレハブを仮設事務所にし、役員と現場幹部が膝詰めで議論を繰り返し工場再開にこぎつけたそうです。民主党のセンセイ方は東京から〝大臣面〟のまま被災地に乗り込んでいくのですから、被災地の空気など読み取れるはずもなく、説教まで垂れたバカが出るくらいですから、復旧もおぼつかないのは当然です。

瓦礫撤去を始めると、構内から41名のご遺体が見つかったそうです。

再開に向け動き出した石巻工場に日本製紙の各工場から、重機・燃料・食糧・人員が送り込まれました。本社は営業担当が、取引先に何度も足を運び状況説明に当たりました。

しかし、日本製紙の置かれた現状は厳しく、工場再開で気を許せる状態ではありません。景気低迷で企業が広告費用を削り、出版社などは電子書籍化を進め、紙の需要は落ち込んでおり、震災で工場復旧と、生産体制の見直しという二正面作戦を強いられています。

日本の現状に似ていないでしょうか。復旧・復興を急がなければならない、しかし、世界経済の低迷で先行きが全く不透明。にもかかわらず、日本製紙は何をしたのか、これから何に向かって行こうとしているのか。民主党のセンセイ方、日本製紙に見習うことは大きいと思います。少しは他人の意見に耳を傾けていただけないでしょうか。

日本製紙石巻工場は闇雲な工場再開ではなく、被災後、被害状況を精査し再開を決めたのはいうまでもありません。増税も復旧・復興に必要であれば致し方ないと思いますが、国民に増税を願うのであれば、まずは自分たちが身を削るべきではないでしょうか。

松下政経塾1期のドウジョウ宰相、松下幸之助氏が「身をもって範を示す」という言葉を遺されていますよね。例え話はもう聞き飽きましたので、せめて松下幸之助氏の恩に報いるためにも、氏の言葉をよ~~~く噛み締めていただきたものです。そして、氏は『身をもって範を示すという気概のない指導者には、人々は決して心からは従わないものである』と語っています。

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