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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :04/27/07:39

01170800 J-10出撃 ~戦争が起きないと思うのは幻想です~

讀賣新聞によると、複数の中国軍機が10日、東シナ海に設定された日本の防空識別圏内を飛行し、自衛隊機がスクランブル(緊急発進)した問題で、中国国防省は11日、J-10戦闘機(殲撃十型)2機とプロペラ式偵察機1機の現場空域飛行を認めたということを伝えました。

きな臭さの増す尖閣諸島方面です。





ちょっと驚きました。

2004年に実戦配備されたばかりのJ-10戦闘機を、最前線である尖閣諸島付近に出動させることは中国人民解放軍空軍(中国空軍)の本気度を見るのに十分です。

最前線となる尖閣諸島方面にJ-10を出すことは、日本(自衛隊)のレーダー監視圏内を飛行させ、日本はJ-10のデータを取得できることになります。

J-10は中国が独自開発したとする新鋭戦闘機です。

現実的な話をすれば、中国の技術では完成させられるものではなく、いずれかの国が開発・生産に大きく関与したのは明らかです。

関与した国も、中国に対する技術供与を秘匿したいこともあり、中国の「独自開発」という喧伝に何も言わないものと思われます。

質より量で旧式機を数多く装備していた中国空軍でしたが、周辺の国が第4世代戦闘機の配備・開発が進み、質より量という毛沢東の人民戦争論を踏襲する戦術が時代にそぐわないことに気付いた中国空軍ですが、「技術」という現実的な問題は解決できませんでした。

周辺諸国の戦闘機に対抗できる性能の国産戦闘機開発に、カナード付き無尾翼デルタを持つ、安定性を犠牲にし機動性を高める戦闘機の開発に着手しましたが、搭載電子機器(アビオニクス)、エンジンの能力不足により、海外技術の導入もしくは国産技術を飛躍的に発展させることが必須となりました。

案の定、エンジンはロシア、フライ・バイ・ワイヤ操縦装置や運動性向上研究(CCV)技術はイスラエルの技術が用いられたとされています。

パクリの疑いもありますが…。

写真だけで模造した飛行機を平気で作って、「我が国が独自に開発した…」と言ってのける国ですし、インターネットを使ったハッキングにより技術を盗むのも中国であることは明らかです。

彼らはメンツに強いこだわりを持っています。

ただ、日本人が考える「メンツ」とは大きく違い、我欲・利己主義という面も併せたものです。

「あいつらが持って(作って)いるなら…」で、中国人のメンツは何でもありの行動に出ます。ですから、パクリは自分のメンツを守るために用いる合法手段なのです。あくまでも中国人スタンダードですが。

批判する気はありませんが、石原慎太郎は中国を支那などと皮肉を込めて呼びますが、相手を理解してこうした行動を起こすならば問題は起きませんが、相手を見下し無理解なまま行動するのは愚か過ぎる行為です。

尖閣諸島を都が買い取ると強引に進め、引くに引けなくなった政府が買い取るという結果になり、我欲と利己主義を丸つぶしにされた中国というのが現在の状態です。

日本では一般大衆だけでなく、メディアも中国の真実を伝えてはいませんし、政府も果たしてどこまで中国という相手をどこまで理解しているのかわかりません。

現状は非常に危険な状態にあることだけは事実です。

中国は共産党だけが脅威ではありません。「軍」という怪物が身を潜めていることを理解しておくべきです。

毛沢東の人民戦争論の中に、「権力は銃口から生まれる」「軍なくして人民はなし」という言葉があり、毛沢東を讃えることは日本にとりたいへん危険な状況なのです。

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