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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :04/26/16:49

01030800 正義の味方の被り物をしたファシズム

ファシズム:急進的・権威的ナショナリズムの政治運動

ナチズム:あらゆる活動を拘束し、義務付ける法則という一個の世界観

この二つの狂信的な極右政治運動から、日本の二人の政治家が浮かんできます。

ファシズム:安倍晋三
ナチズム:橋下徹

橋下は感冒のような熱にうなされただけで済みましたが、安倍晋三はこれから日本に何をもたらそうとしているのか私たちは警戒を続けなければなりません。





蓑田胸喜(みのだ むねき)をご存知でしょうか?

日本の右翼思想家であり、昭和初期の右翼の論客として名を馳せました。

蓑田の主宰する『原理日本』が、国賊として著名な知識人の名を挙げ、彼らの職を失わせました。

徹底的な否定を繰り返し、国民には「自分の考えとは違う人間は悪者。悪者の言うことはすべて間違い」という単純明快な論旨で、国民から多くの支持を集めました。

この蓑田の思想を受け継いだのが青年将校たちです。

この青年将校らの動きから、戦争の責任は「陸軍」の暴走にあるとされていますが、実は当時の国民を蓑田に喝采を送っており、それを某新聞が取り上げ迎合した結果が日本のファシズム・戦争へと繋がっていったのです。

こうしたファシズム運動だけが戦争に繋がったとは言いませんが、戦争の原因の一つになっていることは否定できません。

「自分の考えとは違う人間は悪者。悪者の言うことはすべて間違い」とは、安倍の衆院選の遊説の決め台詞です。槍玉にされたのは、民主党です。

かつては、自民党の小泉純一郎がこのやり口で選挙に勝ちました。

否定することばかりに情熱を傾け、「今のままでは日本が滅ぶ」と一般国民に根深く存在する経済の低迷による困窮を利用し、安倍に共感した多くの人が自民党を驚異的な勝利へと導きました。

安倍は正義の味方です。

悪の民主党を倒し、新しい日本を作ると公言していました。

この手法を見れば見るほど、私は蓑田胸喜と安倍晋三が同じに見えてきます。

安倍はテレビ番組で、原発の新設を明言しました。

その根拠として、「国民は当面の電力需要への対応が不安なのだろう。だから、簡単に『脱原発』『卒原発』と言葉遊びに近い形で言ってのける方たちは(衆院選)で信用されなかった」と言ってのけました。

思い出してください。

震災から664日が経過しましたが、原発事故後、自民党は何をしたでしょうか?

原発建設を推進してきたのは自民党です。その自民党は、国民に何か説明したでしょうか?

原発神話を作り上げた責任を謝罪したでしょうか?

百歩譲って目をつぶったとしても、自民党は原発事故を独自に調査し次の危機に資する資料を持っているのであれば、民主主義下の選挙で政権政党に返り咲いたのですから認めてもいいのですが、何もせず闇雲な原発新設はファシズム安倍の真骨頂です。


ファシズムとは、急進主義的・権威主義的ナショナリストの政治運動です。

「急進」+「権威」+「ナショナリズム」=安倍

無理のない論旨ではないでしょうか。

安倍晋三をすべて否定はしません。

オスプレイ・グローバルホークの導入の検討は評価すべきものですが、これらの導入は、制服組からどれだけの要求がなされたのか。背広組や政治家が判断したものなのか。明確にされるべきです。

政治家は国を導く責任がありますが、スタッフの中には制服を着た人間の存在を忘れるようなことがあってはならないのです。


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