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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :05/14/07:15

05250800 自衛隊員は肩身が狭いのです!

「文民統制」という言葉をご存知でしょうか。「シビリアンコントロール」ともいわれますが、日本では防衛官僚(背広組)が文民であるかのような誤った解釈がなされていますが、実際には国民から選ばれた「文民」による統制が行われることを指し、政治主導を意味するのがシビリアンコントロールです。

このような誤解が、実は自衛隊内部にもはびこっており、キャリア防衛官僚には制服組など腫れ物を触れるような有様です。






自衛隊は不思議な世界です。
制服組は防衛大臣直属のスタッフにはなれませんし、国会での答弁すら許されていません。米国などでは議会で制服組のトップが証言するなど当たり前のように行われていますが、日本ではそれは望むべくもありません。

つまり、現場の声が国・国民の耳に届かないシステムが作られているのです。

本来、このような事態を何とかすべきなのですが、歴史認識の違いを訴えるようなおバカな高級幹部がいたりと、自衛隊内部はてんやわんや状態です。

防衛官僚は美味しいです。

第4次F-XではF-22→F-35と、カタログスペックだけで米国製を求め、現場は骨董品のようなF-4を延命し使うという、国防上あり得ないような事態を迎えています。

常識で考えれば、今回の戦闘機選定がいかに常識に欠いたものであるのかわかります。

皆さんが車を買おうとしたら、実際に試乗したり、実物を見て触って確かめるのが「常識」です。

しかし、今回の戦闘機選定はカタログを見るだけで「これ!」、評価という想定で評価したというのですから、いかに選定が杜撰なものであったかわかります。

こうした事が起きるのは、莫大なカネが動く航空機調達は美味しいからなのは言うまでもありません。

C-2やE-767など、一歩下がって見れば、なぜ〝それが必要なのか〟と疑問符が付くものが少なからず存在しています。

昔、冬季用のジャンパーが支給されましたが、これのどこが防寒なのかと疑いたくなるような代物で、冬場は自腹で類似した市販品を買っていました。

自腹で買わなければならないのは、靴下、ジャージ、セーターなどあり、世界トップレベルの戦車、イージス艦、F-35を買おうという軍隊でありながら、隊員たちは貧乏生活を強いられています。

東日本大震災で災害派遣で活躍した現場や後方支援に当たった隊員たちの窮状をご理解ください。

政治家の体たらくぶりが目につきますが、実は官僚たちがこの国を食い物にしていることも知っていただきい事実です。

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