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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :09/21/02:25

05091000 自衛隊の犯罪捜査は操作です

TBSの『報道特集』(土曜17:30~18:50)で空自小松基地の業務データ紛失等の問題が放送されていました。





自衛隊に内在する問題について、よくまとめられていてよかったと思います。

小松基地の問題は、警務隊の取調べについて疑問を呈する形で進められ、北海道の陸自隊員の死亡事故(事件)の警務隊の調査方法などにも疑問を投げかけていました。

旧陸軍の憲兵ではありませんが、隊内での警務隊は好かれる存在ではありません。

私は実体験はありませんが、居住区内で物が無くなり、所有者が騒ぎ出すと警務隊がやって来ます。日頃、活躍の場が少ないので、かなり鼻息荒くやって来ますが、窃盗の疑いなど持たれたら、ポリグラフにかけられるなんて当たり前、自白強要もなんのそのだと、取調べ経験者から聞いたことがあります。憲兵根性が抜けていないのかもしれません。

自分の経験をお話すると…同僚の腕時計が無くなり、記念の腕時計だったそうですが、彼は紛失したことは私にだけ知らせてくれました。彼は同じ時計を時計屋に頼みました。それほど、警務隊の存在は大きいものであり、彼らが乗り出してくるのはタブーなのです。

警務隊の存在が問題なのは、身内が身内を取り調べるわけですから、警察のような中立的な捜査は行われ難いことにあります。

自衛隊も〝役所〟ですから、官僚主義がはびこり厳然とした階級社会(権威主義)であり、規則万能、責任回避(自己保身)、秘密主義、保守的、画一的、閉鎖的な世界ですから、そこで問題が起きれば解決のシナリオが作られ、それに沿った捜査(操作)となるのも当然だと思うのです。

こうした弊害に加え、階級社会であるが故の問題があります。

階級社会は人柄や性格ではなく、卒業した学校や課程を優先して、その階級に就けられます。

ですから、酒が入らなければ問題を起こさない酒乱だとか、女性に対する緩くても、問題さえ起こさなければ何の注意すらされることはありません。

私が現役時代、イケメンの隊内でナンパを繰り返す男がいましたが、上役には上手に取り入り、部下には階級をひけらかして喋るという人間でしたが、上司受けのいい彼は問題視もされていませんでした。

こういった人間に取り入らないと部下になった人間は大変です。彼の舌先三寸で、部下はどうにでも評価されるのですから、いじめの標的になったり、上層部から何のいわれも無くマークされるなどということが起きてしまいます。

ふだんは物静かで、部下にも適切な指導をしながら、酒を飲むと人格が変わり、居住区内で騒ぎを起こす人間もいましたが、上司受けのいい彼は、こうした行動は不問にふされていました。

仕事ができるかできないかではなく、上司受けが優先される世界という裏面があります。自衛隊全てがそうだとはいいませんが、私が在職した所では横行していました。盆暮れの付届けは欠かさず、宴会となれば擦り寄ってゴマをすることを欠かしてはなりませんでした。

こうした事を好まなかった私は、当然、隊内では問題のある隊員として絶えず上層部からマークされていました。

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