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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :05/18/13:23

06111925 空き樽は音が高い

安倍首相の唱える「積極的平和主義」とはいったい何なのでしょうか?

滑舌の悪さはしかたがありませんが、集団的自衛権やグレーゾーン事態など意味のわからない言葉を並べ立て国民を騙しているように感じるのは私だけでしょうか。






バルカン半島中西部に位置するセルビア共和国。親日国です。

東日本大震災時、国民の平均月収が約4万円とされますが、震災後7ヵ月で多額の義援金を送ってくれました。

セルビアでは5月、100年に一度といわれる集中豪雨により大洪水が発生しました。2万人を超えるセルビアの人たちが避難生活をしています。

90年代のユーゴ紛争で埋められた地雷が洪水で流され、地雷の爆発も懸念されています。

日本人は「恩返し」と支援の輪が広がっていますが、積極的平和主義を唱える我が日本政府からは国際協力機構(JICA)を通じ約1,200万円相当の緊急援助物資を提供するだけのようです。

整合性がないと言いますか、矛盾していると言いますか安倍さんの言う「積極的平和主義」の意味がわからなくなります。

北朝鮮による拉致問題が、またぞろ調査をするとの約束を取り付けましたが、結果がどうなるかは全く読めません。

レバノンの首都ベイルートのYMCA秘書学院に二人の東洋人が訪れ、日立製作所の関係者を名乗り、「容姿端麗で未婚、フランス語のできる女性」を秘書として募集しているとして、現地の女性を募集。

女性4人が日本に出国しましたが、北朝鮮に送られました。

この事実をレバノン政府が掴むと、レバノン国内の世論が沸騰し、レバノン政府が北朝鮮に強硬に抗議し国交断絶。レバノン人女性を解放しなければ武力攻撃も辞さないと更に圧力をかけ、北朝鮮はレバノン人女性全員を解放しました。

レバノン政府の抗議は正しいものであり、解放されなければ武力攻撃をするというのは主権国家として当然の選択です。

平和憲法を掲げる我が国は、いかなる事態であっても武力行使はできません。拉致問題が解決できないのは、平和憲法が原因なのです。

だからと言って、改憲と安直には言いません。

そこで、安倍さんの唱える「積極的平和主義」も重要なものの一つだと言えます。

条約や同盟関係がなくとも、国家と国家の結びつきが深ければ、条約や同盟と同じ効果を生む関係になれます。

「積極的平和主義」を唱えるのであれば、洪水被害が広がるセルビアに日本政府は多くの支援を行うのは当然のことではないでしょうか。

「空き樽は音が高い」とは、中身のない人ほどよく喋るという意味です。

我が国の首相の口から出る言葉ですから、信じられないとまで言いたくはありませんが、セルビアへの支援が行われないのは安倍さんは空き樽だと思えるのは私だけでしょうか。

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