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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :05/19/08:07

03250800 盗人にも三分の理

悪事をはたらいた者にも、それなりの理由はあるものという意味と、どんなに筋の通らないことでも、その気になれば理屈はつけられるという意味があります。




対馬の仏像が韓国人により盗まれ、韓国当局がこれを押収し、日本への返還を差し止めたことをお話しましたが、韓国から持ち出されたとされる寺の僧侶が対馬を訪れ、対馬の僧侶に面会を求めたそうです。

韓国では浮石寺が制作、安置されていた仏像が、1370年頃倭寇によって略奪されたとの主張を韓国司法当局が日本への返還を差し止めた根拠にされています。

1370年頃といえば、元の属国となった高麗が元の衰退に独立しようとしますが、北元と明の対立、倭寇などにより国内が混沌として独立は失敗しています。

この時期に、仏像が持ち出されたとするのは解釈に無理があるのではないでしょうか。

しかし、現実には韓国文化財庁が朝鮮半島からいかなる理由(売買・寄贈・略奪・盗掘)にかかわらず、朝鮮半島の文化財全てを現在の所有者に返還を求めています。

韓国文化財庁は国外に流出した文化財は、搬出手段が合法か違法であったかに関係なく、18カ国に107,857点の文化財が流出したとしており、他の略奪の被害国と連携し現在の所有者に返還を求めていますが、韓国の場合は流出の経緯は問答無用という他の略奪被害国とは大きく異なっています。

つまり、今回の返還差し止めも韓国スタンダードの理屈により返還が差し止められたもので、九分九厘返還されることはないでしょう。

それを、「浮石寺も過去3度、仏像盗難に遭っているため、その痛みを理解している。観音寺の僧侶らに慰労の気持ちを伝えたい」との理由で来日したわけですが、ちょっと被害を受けた対馬の観音寺の顔を逆撫でするようなものです。

宗教関係者として軽率な行動というべきです。

そしてまた、韓国内には「日本文化のほとんどが日本人が朝鮮半島から盗み出したもの」というウリジナル論で、「盗まれた文化財を取り戻す」という名目で、韓国人が日本にある文化財や中国・朝鮮半島由来の文化財を組織的・計画的に盗み出されています。

こうした無茶苦茶な現実があることも、私たちは理解しておかなければならないのです。

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