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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :05/20/14:18

07250800 海兵隊とオスプレイを同じ土俵で論じる愚かさ

毎日新聞:<オスプレイ>岩国基地に陸揚げ 批判の中で強行搬入

産経新聞:「一方的押しつけ認められない」 オスプレイ陸揚げで自民・茂木氏

夕刊ゲンダイ:殺人ヘリ強行搬入

ラジオの文化放送では、オスプレイ配備から海兵隊の存在悪といった記者が語っていました。

確かに、オスプレイの安全性には危惧していますが、オスプレイ配備=海兵隊存在悪とはいったいどういう理屈なのでしょうか。






日本人の在日米軍に対するイメージは、「グレー」の存在だと思います。しかし、こと海兵隊となると「ブラック」になります。

とある伝統ある軍港都市では、アメリカ海軍は歓迎しても、海兵隊員を乗せた強襲揚陸艦が入港するとなると、一斉に危惧や反対の声が出るというのです。

アメリカ海兵隊は、約20万人の現役将兵と、約4万人の予備役を擁しています。アメリカ4軍の中でも、最も小さな組織です。

アメリカ海兵隊は、合衆国憲法に基づき、海外での武力行使を前提とし、合衆国の国益を守るため緊急展開部隊として行動します。

本土防衛が任務に含まれておらず、外征専門であることから「殴り込み部隊」とも言われますが、「殴り込み」が一人歩きし、悪いイメージを植えつけている面もあるようです。

文化放送で、しきりに「殴り込み部隊」と言っていました。

しかし、海兵隊は先鋒として戦場に投入されたのは過去のこと。

近年は、災害救援・人道支援に投入されるケースのほうが多くなっています。東日本大震災でもアメリカ海兵隊は活躍しました。

アメリカ海兵隊についてお話します。

アメリカ海兵隊は志願制で少数精鋭を目指しています。

新兵教育は4軍の中で最も過酷な訓練が課せられます。海兵隊に志願し除隊後、他の軍に入隊する際、訓練は免除されます。しかし、他の軍から除隊後に海兵隊に志願して入隊する際は、経験・功績を問わず海兵隊の訓練を受けなければなりません。

士官は海兵隊独自の士官学校を有しておらず、入隊条件として大学卒業が最低条件で、海兵隊士官候補生学校に入校し、10週間の訓練を受けて修了することが求められています。

前半2年は海軍関係、広範2年は海兵隊について学びます。候補生学校を卒業後、海兵少尉に任官し、海兵隊基礎訓練を6ヶ月に渡り受けなければなりません・

この期間中に成績が一定レベルに達しない者は、海兵少尉の任官が取り消されます。

これだけ厳しいのは、頼もしい限りですが、この〝タフ〟なイメージが、日本では「人殺し集団」とすり替えられてしまいます。

これが、幼稚な反戦運動家にだけ限定された「誤解」であればいいのですが、文化放送のように記者が侵略的イメージを振りかざすのですから困りものです。

オスプレイの安全性は危惧されるものですが、オスプレイを配備するアメリカ海兵隊を云々するのはお門違いというものです。

無知から恐れとなり偏見を生み、かつては日本を惑わせた時代があったことを思い出します。

できて当然のことをできないまま時間を無為に過ごすことは、この国はそう遠くないいつの日か、中学で「中国語」の勉強を強いられる時代が来ることでしょう。

無能・無策の民主党とはいえ、得意の「仕分け」を最期の花道にしていただきたいものです。

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