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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :04/30/15:41

12070800 民族復興は中国の夢? 「夢幻」という言葉を知れ!

習近平総書記が、国家博物館(日本流にいえば国立歴史博物館)を訪れ、常設展「復興の道」を参観した際の演説が公表されました。

この中で、「民族の偉大な復興」は「中国の夢」と就任直後の記者会見で強調したように、「全党員は、立ち遅れれば殴られ、発展してこそ強くなれることを、肝に銘じておかななければならない」と列強の侵略を受けた近代史に言及しました。

ちょっと深読みすると、これからも中国の覇権主義は継続されると捉えられる内容です。

これはこれでいいのですが、日本人は過去を学ぼうとしませんが、中国では責任転嫁が当たり前のように行われており、これもまた責任転嫁スタンダードから生まれた暴論です。

それに気付かなければ、また同じ失敗を中国は繰り返すことでしょう。




中国が欧米列強の魔の手が迫っていた時代、フランスはカンボジア・ベトナム・ラオス、オランダはインドネシア・マレーシアなどを植民地にしており、イギリスとオランダではマレー半島とボルネオ島の一部の奪い合いまで起きていました。イギリスはインドを植民地にしていのは有名です。

あまり知られてはいませんが、アメリカはハワイの併合やフィリピンの植民地化を進めており、アジアは欧米列挙の猟場のような有様でした。

ここでお気付きになると思いますが、日本は欧米列強の植民地にならず、中国はなぜ植民地になる寸前にまで追いやられたのかという違いがあります。

言い換えれば、アジアの眠れる獅子といわれた大国「中国」と、ようやく欧米デビューしたての弱小新興国家「日本」と明らかな差があるはずなのですが、現実は逆に作用してしまったのです。

当時、日本は日清・日露の両戦役、韓国併合と近隣国との武力外交が行われました。戦争を肯定するつもりはありませんが、日本から見れば盗賊か海賊の集団のような欧米列強に蹂躙されるアジアを横目で見て、いつ自分たちが餌食にされるのか戦々恐々といった状態であったのは容易に想像がつき、こうした日本の外交手段は欧米列強から自国を守る手段であったと見て間違いはないと思います。

太平洋戦争の敗北で、こうした「事実」は無視され、共産党史観がはびこり、歴史の真実ではなく偏狭なイデオロギー史観が伝染病のごとく広まります。

地図を見ればおわかりいただけると思いますが、日本は地政学上極めて重要な位置にあります。

朝鮮半島に隣接し、朝鮮半島から中国大陸へと進めるルートを確保するため、後方の兵站基地などとして日本を利用する価値がありました。

欧米列強にとり、中国の隣にある小さな島国であり、中国と比べ文化程度も低い新興国に何ができるのかというのが日本に対する見方でした。

これは、欧米列強の分析ミスなのです。

欧米は日本の文化を評価しますが、このような背景にあるものは日本が非常に清潔な国家であったことがあると私は思います。

例えば、人間の排泄物です。

日本では排泄物はまとめて溜めておかれ、それを堆肥の材料として利用していました。

ロンドンのテムズ川、フランスのセーヌ川など、排泄物が流され異臭を放つドブ川状態であったのと比べると、当時の江戸は欧米人にとり信じられない世界でした。

さらに水道設備が完備され、入浴を好み、清潔な衣服を身に着ける江戸の人たちを見た欧米人は驚愕しました。

ほかにも欧米よりも優れていた点は多くのありますが割愛します。

実は、ここに中国と日本の差が生まれ、この「差」こそが欧米列強の餌食にされなかった理由ではないかと思います。

日本人は敢えて触れないのか、中国や朝鮮半島の当時の悲惨な現実は知らない人がほとんどです。

現在では、朝鮮半島では見られませんが、中国はいまだに不衛生な国であり、日本人から見たら丸ごとスラム街のような状態です。

タバコやゴミのポイ捨ては当たり前、痰吐き、子供の用便、生ゴミなど公共の場に当たり前のように捨てられています。~今現在もです~

こうした「事実」は、日本人は忘れ去っています。日本のメディアもこうした現実には一切触れていません。

かつての盗賊や海賊が南蛮人でしたが、現代の盗賊や海賊は、私たち日本人と同じような姿形です。

そうした蛮行から日本を守るために、江戸時代から明治期の日本を見直し、新たなる将来の日本を考えるべきではないでしょうか。

でも悲しいことに、日本は欧米、ことにアメリカを真似ることに悦びを見い出し、今ではアメリカ流が日本流であるかのような状態です。

これでは、また同じ日本を狙う盗賊や海賊が現れた時、日本はこの魔の手から逃れることは難しいのではないでしょうか。

そしてまた、旧態然たる「人民中国」のとり、民族復興は「夢」でなく「幻想」であることに早く気付いて欲しいものです。

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