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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :02/23/07:24

04130800 弾道ミサイル対応部隊~適正・やり過ぎの基準とは~

北朝鮮のミサイル発射予告に、自衛隊は対応部隊として700人を送りました。






当初、自衛隊は750人を派遣する予定でしたが、仲井真沖縄県知事から「適正規模」の派遣を要請され、防衛省内にも「やり過ぎ」との声に見直されたというのです。

「適正」と「やり過ぎ」の基準は、どこにあるのか、どれだけが適正で、どれだけでやり過ぎなのか…禅問答です。

「適正規模」を求めたのは、自衛隊常駐の地ならしとの警戒感から伝えられたようですが、それはそれ、これはこれと考えるべきではないでしょうか。

自衛隊の先島諸島配備に反対する団体の代表は、「万が一落下したら危ないと言われれば何も言えないけど…」と語っていますが、それでも自分の主張が正しいという信念があれば主張するのが常識のある大人の行動ではないでしょうか。

凶悪事件が起きると、姿を消す死刑反対派と同じで、正しいとの信念があれば主張は続けるはずです。

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」といいますが、これは軍事常識では当てはまりません。

自衛隊史上最大の作戦となった東日本大震災での災害派遣に出動した10万人を超える隊員は、実質的に派遣は無理な数字でしたが、これに「過ぎたるは猶及ばざるが如し」という言葉は当てはまらないことは私が説明するまでもありません。

北朝鮮のこうした行動に、誰も首に鈴を付けることができません。

ソウルで李明博大統領と会談した胡錦濤国家主席は、北朝鮮に懸念と憂慮を述べていましたが、現在では発射は不可避として、日中韓外相会談で、日韓外相に冷静な対応を求め、逆に北朝鮮を刺激しない方向性を見い出そうとしています。

北朝鮮を抑えられる国は、どこにもないのです。

相手は何をしてくるかわからない、その対応に「適正」や「やり過ぎ」という言葉が当てはまるでしょうか。

防衛省内にも平和ボケが蔓延していると思うのは私だけでしょうか。

その上、日韓外相がこうした事態を迎えた時のみ連携を確認したところで、何かあれば日韓の歴史を政治利用する国が、本当に手を携えているとはいえず、日韓協調など北朝鮮にとっては全く脅威にはなりません。

北朝鮮のミサイル事件は、国を守るとはどういうことなのか考える機会にすべきではないでしょうか。

自衛隊だけでなく、国民一人一人に課せられた宿題だと私は思います。

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