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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :05/19/11:17

04070800 尻の毛まで抜かれる!

中国海軍を米国主催の環太平洋合同演習に招待し、中国海軍が初めて参加することが決まりました。




私はとうとう来たかという印象を受けました。

外交に長けた中国、外交下手、田舎者丸出しの日本との差が出始めたのです。

私が一番危惧するのは、北朝鮮と尖閣諸島をバーターされて、北朝鮮に米国主導で武力行使が行われ、尖閣諸島では中国の軍事行動を米国は黙認する可能性です。

とかく日本人は相手を第一に“信用”するところから始めます。

米国が日本を取引材料にして中国と取引すると言えば、誰もが否定することでしょう。

東日本大震災であれだけの援助をしてくれたのですから、誰も米国は「そんなことはしない」と思って当然です。

しかし、あの援助は米国人のキリスト教的博愛主義と同盟国援助、軍事的プレゼンス、国益とに合致したものだから行われたもので、日本を、日本人を重要なパートナーと認識しているかというと、それは二の次、三の次、四の次くらいの理由でしょう。

資本主義国家である米国ですから中国の市場は重要であり、覇権主義国家ですからバーター取引はあり得ないことではないのです。

事実、3月14日習近平が国家主席に選出されると、オバマ大統領と電話会談し、19日には
北朝鮮制裁について説明のため来日したコーエン財務次官は日本政府への説明が終わると韓国を立ち寄り中国へ向かいました。中国にはコーエン次官の上司にあたるルー財務長官が先に訪問していました。

ルー財務長官は二期目のオバマ政権の新財務長官で、初の外遊先として「中国」を選んだのです。

米国はケリー新国務長官、デンプシー統合参謀本部議長が訪中する予定で、こうしたことからも米国の対日、対中姿勢の差がハッキリと表れています。

ケリー新国務長官は親中派として有名で、『アメリカは中国を必要としているしね中国も我々を必要としている』等歯の浮くようなコメントをしており、日本は置き去りにされる可能性が非常に高いのです。

こうなったのは、日本政府の怠慢が原因です。

寄らば大樹の陰とばかりに国防を米国に任せ、集団的自衛権すら「憲法」を理由に考えもせず、国際貢献もしないで来たツケが回って来たのです。

米国のために汗も血も流さず、何かあれば「助けて下さい」では、重要なパートナーなどと口が裂けても言えるものではありません。

それを平然と言い続けてきたのが、我が国なのです。

東アジアにおいても、リーダーシップを発揮せず、楽しむ頼りにしている国があるというのに、それも無視しているのですから救いようがありません。

鼻息の荒い安倍首相ですが、もう米国は頼りにできないのですから、東アジアのリーダーとなり中国の横暴に苦しむ国家が団結して米国を介さないで軍事行動が取れるくらい熱くなってもいいのではないでしょうか。

米国を慌てさせるくらいの気概が今必要とされているのではないでしょうか。

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