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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :05/04/17:44

11170800 嘘つきの交代劇

胡錦濤が表舞台から降りました。

胡錦濤体制の10年は中国が日陰の存在から、表舞台の主役として立ち、人民元が世界中に出回りました。





胡錦濤は8日、「この10年間は民主が健全化され、社会が安定を保った時期だった」と自画自賛しましたが、これは中共政府の得意とするところのウソであることは言うまでもありません。

この胡錦濤の自画自賛の翌日、チベット族自治州で大規模なデモがありました。中共政府の抑圧的な少数民族政策の見直し、言語の自由などを求めての行動でした。

厳戒態勢下にある党大会中に、こうしたデモが起きるのは異例であり、中共政府の危うさが現れていると思います。

中国では明らかにされてはいませんが、年間18万件のデモが行われているとされています。

胡錦濤体制では民族問題に対する大規模な抗議行動が起きています。

08年のチベット騒乱は、中国チベット自治区ラサ市でチベット独立を求めるデモをきっかけに暴動に発展しました。

09年には中国ウイグル自治区ウルムチ市で、ウイグル族による騒乱が起きています。

こうした暴動の背景には、中共政府による少数民族への圧政があるためでしょう。

多民族国家でありながら、少数民族に対し弾圧を加え、自治すら認めていない真実があるためでしょう。

こうした民族運動に武装警察官だけでなく軍隊まで投入し、徹底的な弾圧を加え、公式には「突発事件を適切に処理した」となるのですから、恐ろしい限りです。

胡錦濤政権発足当初、「平和発展」「調和の取れた世界」とのスローガンを掲げました。

しかし、現実にはチベット騒乱で弾圧を加え、これに世界が反発し北京オリンピック開会式への参加を見合わせるような動きになると、「平和発展」「調和の取れた世界」と全く正反対の動きに出ます。

開会式に参加するよう圧力を加えたのです。

10年に中国人人権活動家劉暁波がノーベル平和賞の候補に決まると、ノルウェーのノーベル賞委員会に「劉暁波にノーベル平和賞を授与すれば中国とノルウェーの関係は悪化するだろう」と、選考に圧力を加えました。

これが、「平和発展」「調和の取れた世界」を掲げる中国の真実の姿なのです。

こんな国を相手にしていることを、私たちは忘れていないでしょうか。

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