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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :05/02/00:28

06130800 原発再稼働問題

阪神淡路大震災後の検証で、消防活動に問題が生じていたことが明らかになったのを覚えていらっしゃるでしょうか。

自治消防を減速すると日本は、都道府県によってホースジョイントの径やジョイント方式が違い、他の自治体から緊急派遣されてもホースが使えなかったということがあったのです。






大飯原発再稼働で政府が動き出しましたが、民主党内から「選挙」を見据えて、再稼働に反対する議員が出てきたりと民主党は迷走していますが、それでも再稼働を決定したというのであれば、それ相応の万万が一の対策を講じているのでしょう。

で、阪神淡路大震災のホースのことを思い出しました。

原発事故で再稼働に向けての安全対策は、将来的な対応だけに終始しているように私からは見えます。

防波堤のかさ上げ、重要棟の耐震や免震等、将来的…1時間後かもしれない…災害に、1年単位の時間が必要な対策を講じて、「安全対策はできた」というのは、無責任でしかありません。

もっとやらなければならないことがあるはずなのに、それには一切目を向けていないように思えてなりません。

福島第一原発事故で、もっとも問題となったのは非常用電源の確保だったはずです。

であれば、非常用電源(発電機を搭載した車両等)を確保し、それを電源喪失時に公的機関が保有するヘリなどを使い緊急輸送する、それらの燃料を確保する等、もっとやるべきことがあるのではないでしょうか。

それも、発災から1時間以内とか時間をも想定して配置し、非常用電源接続部は、電力会社問わず統一規格化するなど、そうした対策の方がはるかに重要だと思うのです。

原子炉の専門家ではありませんが、原子炉はいかに燃料を冷却するかの問題が第一のはずです。

であれば、第一に考えるべき安全対策は極限できると思うのです。

それを、国民の目をそらすために、さまざまなことをいかにもやっているように見せているだけのような気がしてなりません。

原発に不安を感じているのは、日本人に共通した問題ですので、原発政策に反対するいかなる政党も個人も、対案を即刻出していただきたい!

小学校の学級会のように「反対」ばかり口にするのではなく、電力不足を受け入れるのか、それに伴って起きる様々な問題を甘受できるのか、対策はあるのか等、「反対」はわかったから「対案」を出して欲しいのです。

不毛な売名を疑われるような反対行動ではなく、本当に日本の将来を見据えたビジョンを示して欲しいのです。

でないと、この国はまた一歩終わりに近付いてしまいます。

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