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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :05/15/10:34

03170800 自分で行けばいいのに!~邦人陸上輸送を提言~

ポール・カステラーノという名前を聞いたことがありますか?

米国で有名なマフィアのドンですが、カステラーノ一家は麻薬取引を禁止していましたが、上納されるカネの出所までは追及しませんでした。

汚れ仕事を他人にさせ、自分は世間受けする看板を掲げる、どこかの政治家に似ているように感じるのは私だけでしょうか。




自公両党は、在外邦人保護のための自衛隊法改正に関する政府への要請事項をまとめました。

航空機と船舶に限定されていた邦人輸送を陸上でも認め、正当防衛を基本とする武器使用基準の緩和は見送られました。

前にもお話しましたが、日本人が他国で危険な状況下に置かれても、日本の武力集団である自衛隊の行動を自国内で認めることは稀です。

仮に認められたとしても、武器使用基準は正当防衛のみと限定したままでは「保護」にはなりません。

相手が攻撃を意図して近付いても、正当防衛・緊急避難では相手から危害を加えられると認識しない限り、対抗手段は打てないのです。

多少の軍事知識があれば、自衛隊が邦人保護で来たらやり放題なのがわかります。

何もわかっていないことが丸出しですが、要請の中に「車両輸送のニーズが発生することは今後否定できない」と自衛隊による陸上輸送の必要性を指摘していますが、繰り返しになりますが、一国の武力集団(軍隊)を他国が無条件で受け入れることは本当に稀なのです。

日本人は日米同盟下で生活しているため、外国軍隊が日本で優遇されているのを見慣れていますが、同盟国であるからであり、同盟関係に無い国家が自衛隊を「はい、どうぞ」と受け入れることはあり得ません。

国民には「これで大丈夫」と言いたいのでしょうが、自衛隊員には命懸けで現場に行かせ、それでも武器使用基準は正当防衛・緊急避難しか認めないのでは、マフィアのボスのように汚れ仕事を他人にさせるのと同じです。

今でこそ与党面していますが、かつては創価学会員である自衛隊員をそそのかし、自衛隊内部の極秘資料を持ち出させていた公明党ですから、そんな政党とオトモダチのような顔をする自民党など信用できませんし、公明党など存在を否定したくなるというものです。

それに、自衛隊法を改正しても派遣する航空機・艦艇をどうするのか。輸送する車両はどうするのか、何も決めずに前進するのは無意味であり、無能無策である証拠ではないでしょうか。

そんなに日本人を守りたいなら、自分達で出向けばいいだけのことです。

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