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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :09/20/08:12

04071000 竹島問題で何ができるのか

韓国が占拠する竹島に韓国はヘリポートが大規模改修され、周辺に海洋科学基地建設も計画されていることが明らかになりました。





憲法
第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。


解釈は様々ですが、第9条は日本の憲法が平和憲法と呼ばれる由来です。

民主党の対応は明らかになっていませんが、「対応」といったところで、日本には何もできないのが実際のところです。できるのは、韓国に「抗議」するのが関の山です。

国連に訴えたところで、国連では前記の憲法9条で国外での武力行使ができないため、国際紛争などへの影響力はなく、介入の経験がないため弱いと見られ、戦後の日本外交当局の怠慢から米国追従とみなされており、実際には相手にされないのが現実です。

その一方で、限定的平和維持活動への参加、資金援助、核兵器の不保持、武力を用いない独自姿勢を評価されているとする説もありますが、私見ですが、困った時に〝力〟を発揮できない国を、どこまで評価しているかは定かではありません。

憲法9条は立派な『理想』ではありますが、現実に即したものではありません。

昭和27(1952)年2月4日、忘れてはならない事件が起きました。

「第一大邦丸事件」と呼ばれるもので、公海上で操業中であった福岡の「第一大邦丸」と「第二大邦丸」が韓国の漁船に無警告で銃撃され、漁労長が死亡しました。

事件は2月4日07:00頃、操業中の「第一大邦丸」と「第二大邦丸」に韓国漁船2隻が接近、日本語で「魚は獲れますか」と話しかけ、韓国漁船はそのまま生き過ぎ、付近で操業を装って「第一大邦丸」と「第二大邦丸」を監視し、「第一大邦丸」が網を揚げ始めたとき、船尾から30メートルの距離で韓国漁船が銃撃してきました。2隻の日本漁船は退避しますが、08:15に「第二大邦丸」が拿捕され、さらに退避行動する「第一大邦丸」に銃撃が加えられました。この時、操舵室にいた漁労長が後頭部に被弾し意識不明となりました。「第一大邦丸」は08:30に拿捕され、韓国漁船の船員より日本語で指示をされたそうです。

「第二大邦丸」は11:30に済州島に入港。日本人船員は漁船に乗り組んでいた憲兵により身柄を警察に引き渡されました。この時、憲兵に負傷者の存在を伝えますが、指示された名ばかりの病院では手の施しようがないと治療が拒否され、日本人船員は警察に設備の整った病院での治療を求めましたが、「軍の命令で行動したので、(警察に)責任はない」と拒絶しました。

船員たちは憲兵隊に再度治療を依頼しますが、憲兵体長は手の施しようがないとして拒否しますが、船員たちの度重なる依頼に軍の病院への収容が認められましたが、「迎えの車が来る」と韓国憲兵隊は言ったものの無視し、漁労長は6日23:00に死亡しました。

9日には日本人船員18名が監禁され、4畳の部屋に18人を押し込め、食糧は一切支給されませんでした。

事の顛末は省略しますが、事件の解決にアメリカが乗り出し解決しました。

この事件は、民間船に無警告で攻撃したこと、漁船を使って軍事行動を行ったこと、拿捕後の船員たちの取り扱いなど、日本はサンフランシスコ講和条約に署名したものの、発効しておらず主権は回復していませんでした。

しかし、昭和29年4月には竹島に接近した海保巡視船に竹島から銃撃が行われ、海保巡視船は損傷しました。

自衛隊の存在から憲法9条を論じたことがありますが、理想を掲げるのは重要であることはわかりますが、その理想で国民の生命・財産に他国からの危害に、日本の国家が何もできないのであれば、即刻第9条を改正すべきでなのではないでしょうか。

一部のマスコミは、韓国の今回のヘリポート改修に、日本(民主党)政府の対応がハッキリしていないと伝えていますが、常識があれば日本政府ができる対応は「抗議」しかないのは言うまでありません。日本のマスコミは、発展性のない報道しかできないのでしょうか。

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