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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :04/29/21:22

10170800 無人航空機

日本では在特会なる団体がヘイトスピーチや過激な活動が問題視されるようになりましたが、ほとんどの皆さんは全く注目していません。

私は在特会の存在は大変危険だと認識しています。

それは、何度か取り上げましたが、南北朝鮮が活動資金の提供などの工作の可能性が疑われるだけでなく、工作等が行われていないとしたならば、あの口汚く罵る姿が南北朝鮮人や大陸人に酷似しており、在特会に注意を払わなければ、近い将来日本は「愛国無罪」と「火病」が蔓延する国家に成り下がることでしょう。






中国の無人偵察機(無人航空機:Unmanned Air Vehicle)が尖閣諸島近海に飛来したのが確認され、浅薄なタカ派からは「撃墜」などという粗暴極まりない意見が飛び出しています。

その論拠はというと、「無人機では人命の被害が出ない」ということのようですが、その一方では「組織暴力団と同じならず者国家」と中国を口撃していますが、これでは暴力団が店に入って来て「暴力団お断り」と退転を願い出るのではなく、いきなり殴りかかるのと同じで、暴力団には暴力でという稚拙な思考であり、これでは暴力団と同じならず者と全く同じレベルです。タカ派を自負する方の多くはとかくお勉強不足ですが、これでは中国への利敵行為であり、政権からも「撃墜」という言葉を口にするのですから、この国はどうかしています。

私が共産党幹部なら、「日本は訓練中の故障した無人機を撃墜した」と日本の不法行為を非難し、謝罪を要求します。当然、謝罪などするはずはなく、中国の正当性をさらに国際的に喧伝し、謝罪を求め尖閣諸島を保証占領を名目に侵攻します。

これに日本が武力で応じれば、全面戦闘へと拡大させます。尖閣諸島で敗北などすれば、中国共産党基盤の危機であり、勝利しかありません。

領土紛争では米国の介入は難しくなり、正当性が中国にあるとあれば行動は強圧的になるでしょう。

中国人民解放軍のUAVについては明らかになっていない部分が多く、資料も限られています。

しかし、世界的にUAVは既に40カ国ほどが運用しており、武器の見本市や航空機展示会では目玉商品の一つとなっています。

元々がラジコン飛行機の拡大発展型ですから、日本でも容易に造られるはずですが、前時代的な「武器輸出三原則」にこだわるあまり、造れる物を造らずグダグダな状態です。日本がUAVを造っていれば、UAV対策も考え付くはずです。

中国が尖閣で飛ばしたUAVは「BZK-005」と思われますが、皆さんに人民解放軍がUAVというのは違和感を感じませんか?

人命など全く無視する体制維持だけしか能が無い、特権階級至上主義の国家がUAVとは宗旨替えでもしたかのようです。

それに自慢であるはずのUAVはステルス性も付与されているはずで、空自のレーダーで捕捉されスクランブルされたのですから、MADE IN CHINAのUAVの性能の悪さがバレてしまいました。中国にとって悲しい事実があるにもかかわらず、「UAV撃墜!」などと鼻息荒く語るのでは売国奴としか形容できません。

今回のBZK-005は日本に対するUAVを誇示するのが第一の目的であり、UAVの存在は東シナ海で行動する米海軍への牽制の意味もあります。

しかし、コピー国家ですからMADE IN CHINAの製品は高が知れています。

鼻息を荒くして撃墜を口にするより、日本のラジコン業界がその気になればUAVなど簡単に造れることを思い知らせるべきです。

でも、日本が本気でUAVに取り組んだら、またパクられてしまうことになるかもしれません。

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