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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :05/05/00:31

10250800 残念な話

大陸・半島の人たちは、自己中の反日論を展開し私たちは、その狂気じみた理屈に辟易とさせられています。

しかし、彼らはこうした狂気じみている反面、冷徹な価値判断を持っていることを我々は知るべきです。






日本には武器輸出三原則という政府の方針があります。

いわば綺麗事なわけですが、武器輸出三原則は本旨が無視され、やがては無意味な武器禁輸という方針へと変質してしまいました。

「武器輸出三原則」は、共産圏と国連決議により武器禁輸措置を採られた国、紛争地域への武器輸出を禁止したもので、他の地域への武器輸出は慎むというものでした。

宗教ではないのは当然ですが、規定が曖昧ですべてがお題目のようになってしまい、汎用品と軍用品の境界が曖昧になり、民生品として輸出されたピックアップトラックや4WD車が改造され即席戦闘車両にされるものまで現れました。

にもかかわらず、後生大事に守り通そうとする姿勢は愚直というよりも愚かです。

新聞に「韓国 比と戦闘機売却交渉」との記事がありました。

南シナ海の領有権問題でフィリピンと対立する中国が、フィリピンの孤立化を狙って韓国がフィリピンに輸出する戦闘機売却交渉に圧力がかけてきました。

それを韓国は拒絶し、フィリピンとの交渉を進め軍事協力の方針堅持を両国首脳が確認しました。

韓国の武器輸出は頭打ち状態となっており、その解決策として戦闘機輸出にかける意気込みは理解できますが、その一方では日本に軍事協力を望むフィリピンを日本は見捨てたとも受け取ることができます。

東アジアで指導的立場に立てるチャンスを、日本は自ら課した手かせ足かせにより逃がしたしまったのです。

東南アジアでは誰がアジアの指導的立場に「日本」が立ってくれることを望んでいますが、日本はカネだけ出して、後は知らん顔。お節介で疫病神のような「中国」であっても、カネは潤沢に出してくれるのですから、多少の厄介事には目をつむり中国に期待しているといのが現在の東南アジアの現状です。

集団的自衛権の解釈問題では、対米だけに特化した解釈を無理にしようとして、隣近所の付き合いは全く無視。

対米安全保障問題についての重要性は理解しますが、もっとも重要であるはずの近隣とのお付き合いを無視することはいかがなものでしょうか。

東日本大震災で近所付き合いの重要性は痛いほどわかったはずなのに、それはそれなどと言っていると、自己中の迷惑国家に先を越されてしまうのは今回のことでわかります。

新規の武器輸出ではなく、中古の武器等を払い下げるなど、フィリピン・ベトナム・マレーシアを支援するほか、条約・同盟なども将来的に締結することも視野に入れることも必要なのではないでしょうか。

このままでは、自己中の反日国家がアジアでのイニシアチブを取り、日本が取り残される日も遠い先のことではないでしょう。

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